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| ここねと家族の話。 つまり自動的に、ここねのお母さんが登場ということになります。
さて本編。
今日も今日とてゆいの家に集まって、みんなでお料理。 作っているのはミートソースのようなので、ミートソースパスタでしょうか。
「うん? わぁ。ちょっと味見させて」 「ダメダメ。完成まで全部、あたしたちでやるって決めてるんだから」 「はいはい。じゃあ楽しみにしとくか」 「うん!」
ゆいのお母さんがやって来て、ゆいと微笑ましいやり取り。 お母さんがプロだというのもあると思いますが、単純に子供だけの力でというのも大事なことなのでしょう。

そんなやり取りを微笑みつつ見て、ここねは何を思うのか。
「そうだ! ここねちゃん、あれ見た?」 「えっ?」 「これこれ。ここねちゃんのママの、インタビュー記事」

そう言って、お母さんが取り出したのは雑誌のインタビュー記事。 ここねのお母さん『芙羽はつこ』(CV=行成とあ)が特集されているようです。
『芙羽グループのレストランメニューの開発や食材の買い付けを担う芙羽はつこ氏』 『その味覚の鋭さは、『神の舌』の異名を持つほどだ』
『神の舌』とは、大きく出ましたね。 ……とはいえ、フィクション界では結構いるような気がしますが『神の舌』。
『神の舌』と聞いて、テンションが上がるお子さま組。 まあ、わからなくもないところですが。
「神の舌だなんて。きっとお家でも、家族ですっごく美味しいお料理を食べてるんだね」 「だねだね」
しかし、それを否定するここね。 ゆいとらんらんがびっくりして聞き返すと、ここねは理由を話してくれます。
「父も母も出張が多くて、あまり家にいないから」 「それは、寂しいときもあるんじゃないか?」 「寂しい?」
そんなやり取りをしていると、来客。 誰かと思えば、噂をすれば影……です。

ここねのお母さんは、海外出張が急遽キャンセルとなり、空き時間ができたようです。 それで、轟さん経由で娘の話を知り、ゆいの家に足を運んだとのこと。
久しぶりに家族でゆっくりできることになって、大喜びかと思いきや。 どうも、今ひとつどうしたらいいかわかっていない雰囲気のここね。

ここで、話に夢中で放置してしまっていたミートソースを思い出します。 みんな慌てて鍋に駆け寄り、味を確かめると……運よく、ちょうどいい感じに仕上がっていました。
その様子を見て、今度はここねのお母さんが少し困惑。 忙しくて接点が少ないと、そういう一面も見る機会がなかったようです。
もちろんこのここねは、まさに最近(ゆいたちと出会ってから)の変化の賜物。 男子三日会わざればと言いますが、文字どおりそんな感じなのでしょう。
その後、帰宅したここね。 一家3人で夕食の時間です。

こちらが、ここねのお父さん『芙羽しょうせい』(CV=中野泰佑)。 ここまで芙羽グループが持ち上げられてきたのでどんな人かと思えば、割と普通のお父さんっぽいですね。
3人で食卓を囲むものの、食事はバラバラ。 海外が多いお父さんは寿司を食べ、ここねはパン食、お母さんは仕事の関係で既に満腹という状態。
それでも、家族の会話を試みますが……どうもギクシャクしてますね。 決して仲が悪いわけではなく、恐る恐る探り探りという感じです。
食事を終え、自室に戻るここね。 鏡とパムパムの前で、独り言をこぼします。

「何話したらいいんだろう……」
同じころ、ここねの両親もまったく同じことを。 このあたり……というか今回全体的に、本当に似たもの親子というか家族です。
「はぁ……何を話したらいいのかしら」 「そういえば、最近のここねのこと、何にも知らないしなぁ」
ここで諦めず、根気よく考えて何かできることはないかと考えるあたり、いいご両親です。 ここねもいい子に育つはずというものです。

「うん! 何かここねが興味ありそうなこと、調べてみるよ」 「私も、心当たりを当たってみるわ」
翌日。 ここねは、もちろんゆいたちに相談。

「つまりここねは、パパさんママさんと一緒にいると、何だか緊張しちゃうパム」 「緊張? どうして?」 「ずっと、ひとりに慣れてきたから」 「ほへ? こうしてみんなでいるのはOKだよね?」 「うん、もちろん。でも父と母とはまた別で」 「うーん……」
本来既に打ち解け合っているはずというのが、むしろハードルになっているのかもしれません。 しかも、別に何かが合って拗れたわけでもなく、『問題』が起きていないので『解決』が難しいやつ。
「私、初めてゆいとゆいのお母さんを見て、こんな親子もいるんだって驚いた。友だち同士のようにお喋りして」 「あたしは、ただ思ったことを話してるだけだよ。それで、ケンカしちゃうこともあるけどね」
最近……というにはだいぶ久しいですが、母と娘の友達みたいな距離感は、わりと近年のスタイルですよね。
らんらんやあまねも、自分と家族の接し方を話します。 それらを踏まえ、ゆいのアドバイスは。
「ここねちゃんも、お父さんとお母さんに思い切って甘えてみたら?」 「甘える?」
予想外の結論だったのか、驚くここね。 しかし、同時に思い当たることもあるようで。
「そういえば小さいころ、ボールドーナツをねだったことがあったけど……」

ここねがねだる直前、伯母さんが偶然通りかかります。 そして、駄々をこねているように見えてしまったのか、ひと言優しく諭します。
「あんまり甘やかしてると、ワガママになっちゃうよ」 「パパとママを困らせないよう、程々にね」
そしてこの思い出話は、別の場所でも話されていました。 本当に、似たものというか気の合う家族というか……。

「結局その日、ボールドーナツは買ってあげませんでした」 「それ以来、ここねは私たちにどこか遠慮するようになったというか」
それから両親共に仕事が忙しくなって、次第にここねの気持ちがわからなくなっていき、現在に至るようです。
このエピソードだと、伯母さんが諸悪の根源みたいになっちゃってますが。 ただ、言ってることは至極真っ当というか一般論というか当たり障りのない話なので、ただただタイミングが悪かったですね……。
「昨日、ここねが皆さんと楽しそうに笑っているのを見て、あんな笑顔を私たちも見られたらと、ヒントを探しにこちらに来たのです」
鞄から小瓶を取り出すここねのお母さん。 それは、前回ラストに用意していたメッセージカードつき『クリスタルシュガーボトル』でした。
それを見て、なおも不安がるここねのお母さん。 対照的に、自信あるいは確信を持って励ますマリちゃんとゆいのお母さん。
「でも、これも何か無理させているのではと心配で」 「ここねのメッセージに、ウソはないと思うわ。お仕事頑張ってるご両親を、誇りに思ってるんじゃないかしら」

「うん。昨日も雑誌の記事を見て、ちょっと嬉しそうだった」 「とりあえず、一緒に美味しいものでも食べたらいいんじゃない? 私の母がよく言ってた。ごはんは笑顔だって」
ゆいのお母さんのお母さんは、言うまでもなくゆいのお婆ちゃん。 ずっと伝えられる金言です。
それにしても、この場にマリちゃんが参加しているという、その信頼感がすごいですね。 実際、ここねの周辺の人間を当たるなら、外せないピースではあるのですが。
その後。 話の流れからか、ドーナツ屋を訪れるここね。
店先で仲よくしている親子を見ていると、ここねを呼ぶ声。 振り返ると、そこにはお母さんが。

ここねのお母さんも仲よくドーナツを食べる親子を見て、おずおずと切り出します。
「あ……あのね、よかったら、私たちも食べない? まーるいボールドーナツ」 「えっ」
そうして、テラス席でふたり、ドーナツを囲みます。 まず話を切り出したのは、お母さん。
「まだここねが小さいころ、ボールドーナツを食べたいって言われたことがあって、だけど、そのとき買ってあげなかったの」 「それからずっと、ボールドーナツを一緒に食べたいと思っていたの。でも、何だかそれを上手くここねに言えなくて……」 「だから、今日はママ嬉しい」
そう言って、ボールドーナツを口に運ぶお母さん。 ここねも、同じくボールドーナツを食べます。

互いの気持ちから、ほかほかハートが。 この親子の気持ちがひとつであることがわかります。
そうしていると、『神の舌』がドーナツを食べているということで、少し騒ぎに。 その人だかりとレシピッピを察知し、ナルシストルーも現れます。
当然のように、ボールドーナツのレシピッピを捕獲するナルシストルー。 それにより、人々の……ここねのお母さんから、ボールドーナツの思い出が失われます。

母親の異変、そしてハートキュアウォッチで異常を理解したここね。 駆け出してナルシストルーに追いつき、仲間たちとも合流です。
ナルシストルーは、麺棒とドーナツメーカーからモットウバウゾーを生成。 マリちゃんも、デリシャスフィールドを展開します。

プリキュアも変身し、戦闘開始です。
今回のモットウバウゾーも、かなり強力。 結構信頼性の高かったスパイシーのシールドを、真正面から打ち破ります。

苦戦するプリキュアたちに、ブラペが助力。 しかしそれでも、ドーナツのような光線の連打に、4人まとめて吹っ飛ばされてしまいます。
「ゴーダッツさま! これでボールドーナツのレシピッピはいただきです!」 「そんなことさせない!」

スーパーヒーロー着地で、スパイシーが復帰。
「ママも、あのボールドーナツのこと、覚えていた。私と、同じ気持ちだった!」 「私たちの、大事な大事な思い出を、この手で、絶対に取り戻す!」
そしてスパイシーが繰り出したのは、『プリキュア・スパイシー・サークル』! 初期技なのでモットウバウゾーを浄化するには足りませんが、スパイシーが単独で持つ攻撃技としては強力なチョイス。
片腕に命中したのを確認し、今度はフィナーレが『プリキュア・フィナーレ・ブーケ』で、もう片方の腕も使用不能に。 そしてヤムヤムとプレシャスが前後から攻撃してバランスを崩し、ブラペが光弾で転倒させます。
まさに、全員参加の連続攻撃ですね。 そしてフィニッシュは『プリキュア・MIXハートアタック』!
かくしてモットウバウゾーは浄化され、レシピッピは救出。 ナルシストルーも撤退となりました。
その後、ここねはみんなと別れ、お母さんの元へ。 そこに、お父さんも合流します。

その手には、『Pretty Holic』のショッピングバッグ。 お母さんが『人』を頼ったのに対し、お父さんは『場所』にヒントを探しに駆け回っていたようです。
お父さんが買ってきたのは、夏の新色リップ……もちろん、ここねがそれをチェックしていないはずはないのですが。 言おうとするパムパムの口を指で塞ぎ、喜ぶここね。
「ありがとう、パパ。でも、どうしてこれを?」 「ここねのお気に入りの場所を、轟さんに聞いたんだ。そう、この店のこともね」
ご両親がここねのことを一心に思って動いていたので、思い出の場所で合流するのは必然だったわけですね。
「パパ、ママ。私、パパとママと一緒にボールドーナツ食べたい。わがままかもしれないけど」 「そんなの、わがままなんかじゃ……」 「だったら、パパだってわがまま言うぞ」 「えっ?」
「パパとママに、ここねのことを教えてほしい。ごめん、ここねのこと知らなすぎて」 「でも、ここねと話がしたいんだ。お気に入りの店とか、好きなものとか」
「そんなの、ちっともわがままじゃ……あっ……」 「うん」 「自分の気持ちを伝えるのは、わがままじゃない……よね?」 「うん」

ようやく、遠慮が取れ、自分の気持ちを言えるようになりました。 本当にこの似たもの家族は、同じような考え方で悩んでいたのですね。
そして別の朝。 食卓を囲む芙羽一家。

みんなで、同じものを。 ここね特製の、得意の、ロールパンサンドです。
「うーん、おいしい」 「これ、本当にここねが作ったのかい?」 「うん。私、ひとりも好きだけど、みんなで食べるのも好き。お友達がそれを教えてくれたの」
みんなで食べることをよしとしつつ、個食を否定するわけではないところがいい配慮だと思います。 ここねも、みんなで食べる機会は増えるでしょうが、ひとりのことも多いでしょうし。
「これからも、できるだけ一緒に食べよう」 「ええ」
そして、ご両親を見送るここね。 きっとまた、しばらく会えなかったりするんでしょうね……そんなここねに、ご両親は。
「ごちそうさま、ここね」
今回の話の、完璧な締めの文句です。
 
| 2022/08/14 13:55|TV・CD・本|TB:2|CM:2|▲
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コメント
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| ここねのお母さんが神の舌の持ち主とは「食戟のソーマ」のえりな様みたいですね。
幼いここねちゃんは可愛いですね。
スパイシーが捕らわれの身になるなんて予想外です。
スパイシーがスーパーヒーローみたいな着地が格好い良いですね。
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ノコノコ&テレサ #-|2022/08/18(木) 22:49 [ 編集 ]
| > ここねのお母さんが神の舌の持ち主とは「食戟のソーマ」のえりな様みたいですね。
まさにそのあたりのイメージなのでしょうね。 フィクションではたまにいる異能力ではありますが……でも今回あんまり活用した感じでもないのが少し残念でした。
> 幼いここねちゃんは可愛いですね。
よいものです。
> スパイシーが捕らわれの身になるなんて予想外です。
?
> スパイシーがスーパーヒーローみたいな着地が格好い良いですね。
もともとビジュアルはかっこいい系なので、かなり映えます。 |
華乃音 #D4atu1bQ|2022/08/19(金) 05:33 [ 編集 ]
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第23話 ここねのわがまま?思い出のボールドーナツ
ゆいたちはここねの母・はつこのインタビューが掲載されているのを見かける。
ここねの両親はお仕事で忙しく、いっしょにごはんを食べることは少ないという。
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MAGI☆の日記 2022/08/14(日) 17:35
デリシャスパーティ♡プリキュア 第23話「ここねのわがまま?思い出のボールドーナツ」 
| ようじょ時代ここねちゃんめんこい(≧▽≦)
ここねファミリー掘り下げ回。
これまでちょこっとだった、ここねパパン&ママンが本格登場。
久しぶりに親子3人でごはんとなったわけですが。
気まずすぎて見ちゃいられないヽ(;´ω`)ノ
ぎこちなさのレベルが違いますね^^;
これではいかん、娘ときちんと向き合わないと。
パパンもママンも抱え込まず周りの人たちに相談。
ここねちゃんもご両親に自...  
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のらりんすけっち 2022/09/07(水) 19:32
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