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| さんご回! これまでも、そうかなという回はありましたが、今回は正真正銘紛れもなくさんご回です。
さて本編。
開店前の『Pretty Holic』。 お母さんの準備するコスメに、目を輝かせるさんご。

ここまでは、おそらく日常の光景。 そこに、息を切らせて駆け込むひとりの男『コニー』(CV=土田大)が。

「みゆきちゃーん! 助けて!」 「コニーさん。慌ててどうしたの?」 「実はね、ショーに出演予定のモデルが、ひとり出られなくなっちゃって、急遽代わりを探さなきゃなんだけど……」 「そんなの悪夢ね。衣装のイメージにぴったりな子なんて、すぐに見つかるものなの?」 「そんな簡単に見つかれば、苦労しない……」
まあ、そもそもモデル込みでデザインとかしてるでしょうし、代役は難しいでしょうね。 そうして目を逸らすコニーさんの視線の先には……!

「あの! コニーさんですよね? 『カワイイ』のカリスマデザイナーの」 「いかにも、あたしはコニーだけど、それよりあなた……」 「えっ?」 「見つけた! イメージにぴったり! やってみない? モデル!」 「えっ……えっ……えぇー!?」
トントン拍子ですね。 そして登校し、もちろんそのことをトロピカる部のみんなに相談です。

「えー、すごーい! さんご、ファッションショーに出るの?」 「うん」 「ファッションショーっていうと……」 「『あおぞらプリティコレクション』。毎年コスメショップの関係で、お母さんが手伝ってるの」
「さんご、ランウェーを歩くってことか?」 「そうなんです」 「ねぇ、そのランウェーってのは何なの?」 「モデルさんが歩く花道のこと。ランウェーを歩いて、お客さんに服をお披露目するの」
話を聞いて、興味を持ったローラ。 自分が代わりに出ると言い出しますが、あすか先輩が制止します。
「そのファッションショー、私が出てもいいわ」 「何言ってんだ。そんな簡単に出られるもんじゃないだろ」 「そんなにすごいの? その『あおぞらプリティコレクション』って」 「うん!」
そして、ローラに『あおぞらプリティコレクション』を説明するさんご。 自分の小さいころからの憧れを語るのに、自然に熱も籠もるというものです。

そして、さんご本人が気付いた頃には、その熱意はトロピカる部全員に伝わっていました。 もはや、ローラも自分が代わるとは言いませんし、みんな応援してくれます。
かくして、トレーニングのスタートです。

そもそも素人な上、日取りにも余裕はありませんが、そこは熱意でカバー。 明けても暮れても、ランウェイに立つために頑張ります。
そしてこの日はさんご宅(つまり Pretty Holic)の2階で、みんなとトレーニング。 出番があるのはさんごだけですが、教える(言語化して伝える)ことによって得られるものもあるはずなので、有効な方法です。

すると、不意にお洋服を発見。 お母さん曰く、ファッションショーで使う衣装だそうです。
「みんな、折角だし着てみる?」 「えっ、いいの?」 「ええ、サンプルだから問題ないわ」

そんなわけで試着タイム! まるで、このふたりのためにデザインされたかのように似合っていますね(片方は似合う代役として抜擢されたわけですが)。
ここで、実際に衣装を着たことで、そのデザインに気付くさんご。 プリーツをめくると、内部の模様が見える仕掛けが施されていたようです。
「このスカート、こうすると模様が見える。折角かわいい柄があるのに、見えないともったいないよね」 「ええ、その通りよ。ファッションショーはね、服の魅力を余すところなく、お客さんに伝えることが大切なの」 「どうすれば、その服が一番よく見えるかを考えるのも、モデルのお仕事よ」
「それって、その服を着た自分をかわいく見せるってこととは違うんですか?」 「そうねぇ……あっ、コニーさんもよく言ってることなんだけど、モデルはお客さんにかわいいを届けるってこと」

この、ローラとお母さんのやり取りで、さんごの中で何かが繋がった様子。 噛み締めるように、「かわいいを、届ける……」と反芻します。
プリキュアはシリーズでも結構ファッションショーが頻出しますが、今回は憧れてはいるものの完全な素人がメインということもあってか、説明がわかりやすいですね。 ファッションショーは服が主役とはよく言われますが、それでは、モデルの仕事は?……となったときの、回答ですね。 マネキンに着せて並べるのではなく、モデルが着て歩くことの意味。
そうして、いよいよファッションショー当日。 バックステージで準備するモデルやスタッフを見て、その本気を肌で感じ取ります。
そうしていると、リハーサルが始まります。 服はそのまま、ランウェイを歩くペースやタイミングなどの合わせでしょうか。 (よくは知りませんが、このあたりはきわめてフィクションであり、細かいことを気にする場面ではないと思われます)
そして、さんごの番。 緊張しつつ、ランウェイに立ちます。

『あ……あれ? なんだか、思ってたより……広いかも……』 『やっぱり緊張する……でも、私だってモデルの一員として、このショーを成功させるんだ!』
舞台が広く、長く、遠くに見えるというのは、自分が小さくなったように感じているということ。 極度の緊張状態に陥っているということが、セリフ以外からも、セリフ以上に伝わってきます。

そうしていると、何もないところでバランスを崩し、転倒してしまうさんご。 すぐに起き上がって再開できれば問題はないのですが……歩くことができず、ほかのモデルさんの肩を借りて退場です。
経緯が経緯なので、コニーさんはリハに至る前に、さんごにもっと軽い気持ちでランウェイの下見はやらせておくべきでしたね。 まあ、準備の様子からするとステージが組み上がったのがギリギリっぽい感じもあるので、そうも言ってられなかったのかもしれませんが……。

ちょうどそれを、上空から見ていたのがヌメリー。 どうやら、ファッションショーに集まるやる気パワーを奪うため、出張ってきたようです。
その後。 お客さんも集まってきて、いよいよ本番です。
さんごの応援のため、トロピカる部もやって来ました。 しかし、明らかに元気がありませんね……。

それぞれが励ましたり応援したりしますが、それでもさんごの心は晴れないようで。 バックステージで、弱気な考えが悪循環のモードに入りつつある感じです。
そうしていると、表では何やら異常事態が。 開演前に、よくわからない物体がランウェイを歩いています。
それは、もちろんヌメリー産の超ゼッタイヤラネーダ。 集まった観客のやる気パワーを吸い上げていきます。
その場にいた4人は、奪われたやる気パワーを取り戻すため、変身です。

そのころ、バックステージでも別の緊急事態発生。 手配していた風船の到着が遅れ、開演間際という届いたようです。
風船の演出を取りやめにするか、それとも……コニーさんの下した決断は。 風船をひとつ手に取り、膨らませて見せ、その場のみんなに伝えます。

「みんな……早く終わらせましょ?」 「でも、時間が……」 「うーん……でもね、この風船があった方が、絶対にかわいい……でしょ?」
そのひと言で、空気は一変。 みんなで分担して、急いで風船を準備します。
「まさか、ファッションショーで風船を集めることになるなんてね」 「はい。予想もしてなかったです」 「でも、これでちょっとでもショーがよくなるなら……それって、すごくワクワクするよね!」 「!」
さんごがそうであるように、あるいはそれ以上に、ここにいるのは『かわいい』に妥協しない連中の集まりなのです。 その熱量は、スタッフに、モデルに、そしてさんごに、伝播します。
すぐ外で怪物が大暴れしているのですが、それに一切気付かないのも、その集中力のなせる業なのでしょう。 通常なら、それはとても危険なことでもあるのですが……大丈夫、ここにはプリキュアがいます。
「私たちは、かわいいものが大好きなの」 「わぁ! コニーさん!」 「あなたもよね?」

「えっ?」 「見てたわよ。かわいいを届けるために、レッスン頑張ってたじゃない」
「その大好きさえあれば、あなたは大丈夫よ。本番、よろしくね!」 「はい!」
『そうなんだ……ここにいるのは、私とは違う世界の人たちだって思ってたけど……』 『みんな、気持ちは同じだったんだ!』
思考の袋小路から解き放たれたさんご。 周りを見る余裕も生まれたのか、外でヤラネーダが暴れていることにも気付きます。
表に出てみると、戦闘の真っ最中。 仲間たちが、ヤラネーダを押さえ込もうと死力を尽くしています。
「さっき転んだの見ーちゃった」 「えっ?」 「仲間のところまで来られるかしら? そこのランウェーを通って」

上空から、さんごに話しかけるヌメリー。 発言的には、さんごの状況や内面をすべてを把握した上で、越えるべき試練を与えているようにしか見えませんね……。
「怖いなら無理しなくていいのよ。嫌々やったところで……」 「違う!」 「?」 「私がやるのは……好きだから!」

もはや、一片の弱い気持ちも持ちません。 きっぱりとそう言い放ち、変身です。
コーラルの単独変身バンク。 フルで見る機会はきわめて稀ですが、本当にいいものです。
変身したコーラル……つまり、メイクで気合いを入れた状態です。 あとは、さんご自身が踏み出すのみ!

「私の大好きな……ここにいるみんなの大好きな『かわいい』を、絶対に壊させはしない!」
しっかりと地を踏みしめ、まっすぐ走ります。 そして走り抜け、そのまま飛び立ちます(ちなみに、“Runway”は『滑走路』という意味でもあります)。
そのまま、気合い十分な『プリキュア・もこもこコーラルディフュージョン』! 続いて、ラメールが『マーメイドアクアポット』で『青』のやる気パワーを回収。 フィニッシュは、もちろん全員での『プリキュア・ランドビートダイナミック』!
かくして、ヤラネーダは浄化され、ヌメリーは撤退。 そして、ファッションショーが始まります。

実に堂々と、ランウェイを歩くさんご。 服の『かわいい』も、さんごの手によって観客のみんなにしっかり届いたようです。
そしてショーのクライマックスでは、風船の演出。 これが、みんなの情熱で作り上げたファッションショーです。
『私、かわいいでいっぱいのこの場所にいられて、とっても幸せ!』
 
| 2021/10/10 12:10|TV・CD・本|TB:2|CM:2|▲
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コメント
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| 「カワイイ」のカリスマデザイナーのコニ―さんが出たから、エルダちゃんが来るかと思ったのにヌメリ―さんとはすごくガッカリです。
バトラーさんがヌメリ―さんに出撃させようとお世辞を言ったシーンはいいですね。ところでエルダちゃんが診察室の前で行ったり来たりしていましたが、あれはどういう意味を表現しているのでしょうか?エルダちゃんが呆れ顔をしていましたがなぜでしょうか?
ヌメリ―さんが緑色の衣装を着て、さんごちゃんの前を通っていましたがあれは変装でしょうか?
ヌメリ―さんがさんごちゃんにステージの前で「あなたに歩けるの?また転ぶんじゃない?」言いましたが、あれはさんごを成長させる様な事を言っているのと同然じゃないでしょうか?
さんごは最後、輝いていましたね。さんごは将来、メイク関係の仕事につくのでしょうか?
もしヌメリ―さんでは無くエルダちゃんが今回出撃していたらどうなるでしょうか?
エルダちゃんがさんごの前に現れたらどうなっていたでしょうか?
エルダちゃんがファッションショーに出たらどんなデザインの服やファッションセンスをすると思いますか?
エルダちゃんはさんごに「自信がないならやめちゃえ!」とか言ったり、「そんな消極的な態度じゃ成功しないわよ!」的な事を言うでしょうか?さんごを成長させるセリフとか言うでしょうか?
エルダちゃんがコスメでメイクアップしたらどうなるでしょうか?さんごちゃんがエルダちゃんをリップやアイシャドウなどを付けるならどういう感じになるでしょうか?
次々回はエルダちゃんが出撃するでしょうか?まなつとエルダちゃん回をまたやる可能性は高いでしょうか? |
オリガミキング 第6の橙カミテープ ブンボ―軍団 コンパス #-|2021/10/12(火) 20:35 [ 編集 ]
| > 「カワイイ」のカリスマデザイナーのコニ―さんが出たから、エルダちゃんが来るかと思ったのにヌメリ―さんとはすごくガッカリです。
連続だったので、少しばかり驚きました。 ……とはいえ、一時的には潜入しての任務だったので、適任ではありました。
> バトラーさんがヌメリ―さんに出撃させようとお世辞を言ったシーンはいいですね。ところでエルダちゃんが診察室の前で行ったり来たりしていましたが、あれはどういう意味を表現しているのでしょうか?エルダちゃんが呆れ顔をしていましたがなぜでしょうか?
傍から見ていれば、白々しいことこの上ない感じだったのではないでしょうか。
> ヌメリ―さんが緑色の衣装を着て、さんごちゃんの前を通っていましたがあれは変装でしょうか?
そうだとおもいます。
> ヌメリ―さんがさんごちゃんにステージの前で「あなたに歩けるの?また転ぶんじゃない?」言いましたが、あれはさんごを成長させる様な事を言っているのと同然じゃないでしょうか?
本文の方で僕も書きましたが、そういう発言ですよね。 ……ですが、おそらくヌメリーの側にそのつもりはないのではないかとも思います。
> さんごは最後、輝いていましたね。さんごは将来、メイク関係の仕事につくのでしょうか?
今のところ、メイクでもファッションでもモデルでも、可能性はありそうです。 基本的に『かわいい』であること以外に制限はない感じなので、色々知っていって決めるのではないでしょうか。
> もしヌメリ―さんでは無くエルダちゃんが今回出撃していたらどうなるでしょうか? > > エルダちゃんがさんごの前に現れたらどうなっていたでしょうか?
最初の失敗の段階で、小馬鹿にする感じのことはありそうな気がします。 あるいは、変身後にヌメリーとほぼ同じ状況で、ちょっとセリフが変わるくらいではないでしょうか。
> エルダちゃんがファッションショーに出たらどんなデザインの服やファッションセンスをすると思いますか?
エルダにその方面の知識や経験がどれくらいあるかが未知数ですね。 そうなると、エルダのショーにさんごが協力するというのが、一番きれいな流れではありますが……問題はいうまでもなく、そこに至るまでの過程ですね。
> 次々回はエルダちゃんが出撃するでしょうか?まなつとエルダちゃん回をまたやる可能性は高いでしょうか?
そもそもどんな構成になるのかがまったくわからないところではありますが、出番という話であれば、エルダを含め全員が出る可能性が一番高そうに思えます。 |
華乃音 #D4atu1bQ|2021/10/17(日) 04:15 [ 編集 ]
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トロピカル~ジュ!プリキュア 第32話「駆けろランウェイ!さんごのファッションショー!」 
| トロピカル~ジュ!プリキュアの第32話を見ました。
第32話 駆けろランウェイ!さんごのファッションショー!
急遽モデルとして、大好きなファッションショーに出演することになったさんごだが緊張でリハーサル中にランウェイで転んでしまう。
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...  
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MAGI☆の日記 2021/10/10(日) 16:54
トロピカル~ジュ!プリキュア 第32話「駆けろランウェイ! さんごのファッションショー!」 
| さんごちゃん、堂々のランウェイ!
急遽ファッションショーに出ることになったさんごちゃん。
リハではコケちゃたけど、周りのあったけえアドバイスで復活。
そのショーを狙って出張のヌメリー女医。
さんごちゃんに精神攻撃仕掛けるも裏目に。
ひとまわり成長したさんごコーラルは強し!
あっという間にトロプリチームを勝利コースに。
バトラーさんにヨイショされまくって出撃のヌメリー女医でしたが。...  
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のらりんすけっち 2021/10/10(日) 22:51
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