アクセスカウンター 
|
 
(Since 2002/09/01)
|
プロフィール 
|

バナーはこちら。  
|
Web拍手 
|
 
私信などにもどうぞ。
コメントアウトは適当に。
|
|
| ちゆの陸上秋大会。 ライバルが登場したり、すれ違ったり……きれいに詰め込まれた話です。
さて本編。
この日は、『秋の対抗陸上大会』。
以前の話(第8話)であった春の陸上大会の、秋大会ですね。 春の大会はビョーゲンズによって台無しになってしまいました(第8話)が、この秋大会は無事に開催できたようで、それは何よりです。
ちゆも、もちろんハイジャンプで出場。 のどかたちや家族、部活仲間の応援を背に、順調に記録を伸ばしていきます。
そして、西中の『高美ツバサ』(CV=高森奈津美)が登場。

以前(第8話)で益子道男が言っていた、すこ中のライバル西中の、注目選手ですね。 そして競技は現時点で県記録を突破しており、残っているのはこのツバサとちゆのふたりだけのようです。
ツバサのチャレンジ。 ……が、踵を引っかけてしまい、失敗。
つまり、次のちゆが成功すれば、ちゆが優勝となります。 はたして……?

一同が固唾を呑んで見守る中、ちゆは見事成功。
「跳んだんだ。わたし」 そう呟き、マットでバーを見上げるちゆのもとに、ツバサがやって来て、手を差し伸べます。

「やられちゃったわね。おめでとう」 「ありがとう!」
互いに健闘を讃え合える、爽やかなスポーツ選手たち。 これには会場も拍手喝采です。
「次は世界で戦いましょう」と言い残し、去るツバサ。 突然の話に、少々あっけにとられるちゆ。
中学の、全国ではないレベルの大会で突然そんなことを言われてもびっくりしますよね。 まあ、ツバサにはツバサの事情があるわけですが……。
それはともかく、女子ハイジャンプはちゆの優勝。 のどかたちは、場所を移して祝勝会です。

面々から、お祝いの言葉を浴びるちゆ。 そしてどうやら、すこ中で優勝したのは、ハイジャンプのちゆだけだったようです。
何の気なしに、「ちゆちーさ、ハイジャンの選手とか、目指さないの?」と尋ねるひなた。 「あっ、世界の陸上大会に出るとか」と、それに乗るのどか。
『世界』と言われ、ツバサの言葉を思い出すちゆ。 ですが、返事は「考えたことないわ」というもの。
実際『考えたことない』というのは、おそらく紛れもない真実なのでしょうね。 目の前のバーを跳び、より高くということでいっぱいだったのだと思われます。
翌日。
登校したちゆを待ち構えていたのは、ご存知『すこ中ジャーナル』の道男。 編集長であり敏腕ジャーナリスト(自称)であるので、快挙を成し遂げたちゆに取材をするのは当然のことといえます。
放課後。 道男の取材を受けるちゆに、顧問(?)が声を掛けます。

どうやら、本物の専門誌『週刊陸上TOP』から、インタビューの依頼があったようです。 「『未来を担う期待の陸上界ホープ』ってことで、西中の高美ツバサさんとのダブルインタビューになるそうよ」
なんか妙なコピーですね? 『期待』と『ホープ』が被っているのは、個人的に好みではありますが。
そして、翌日の放課後。 競技場でインタビューを受けるちゆとツバサ。
なぜかユニフォームを着て、ふたりでストレッチをしながら。 ……まあ、そういうものと言われれば間違いなくそういうものではあるとは思います。
ハイジャンプを始めたきっかけを尋ねる記者。 ツバサの答えは、やはり幼少期の体験。

「小さいとき、地面を蹴って跳び上がったら、どんどん高く飛べるような気持ちになったのが始まりです」 「私に翼はないけど、空へ高く飛びたいって思ってます」
ちゆとは少し違うものの、だいぶ近しい感じの理由ですね。 小さいころのきっかけで、ずっと続くものというのは、得てしてこういう感じなのかもしれません。
互いのきっかけに、共感するふたり。 今まで交流がなかったことが不思議なくらいです。
「案外、似てるのかもね、私たち」 「友達になれそうで嬉しい」
そこで「ライバル……でしょ?」と勝ち気な目を向けるツバサ。 一方のちゆは、今ひとつピンと来ていない様子。
ここで、記者が「そういえば、高美さんは来週から海外に行くんでしたね」と尋ねます。 「はい。親の仕事の都合で」と答えるツバサ。
「国内での大会は先日が最後で、絶対に優勝したかったんですけど、沢泉さんに負けちゃいました」 「でも、これをバネに頑張ります」
『次は世界で』はそういう事情から来た発言だったわけですね。
かくして、インタビューも終わり、ロッカールームで帰り支度をするふたり。 楽しかったようで、会話も弾みます……が。
「世界の大会であなたと戦えるのを、楽しみにしてる」 ツバサがそう言ったところから、空気が変わります。
ちゆの返答は「ごめんなさい。私は世界とか、考えてないの」というもの。 「ハイジャンは好きだし、高校でも、続けようとは思ってる。でも、その先は……」
明らかにショックを受けた様子のツバサ。 「がっかり」と、ちゆに言い放ちます。
「あなたのハイジャンへの思いって、そんなもんだったんだ」 「大会で優勝したら、はい、そこまでってこと?」 「あんなすごいジャンプして、嬉しかったらそこから先は別にいい?」
「あなたに負けて悔しかった。悔しくて悔しくて、眠れなかった」 「でも、自分よりも高く跳ぶ人がいた。だから私はもっと高く跳べるように練習しようって」 「私は世界を目指して真剣にやってるのに、あなたは……」

もう殆ど泣きそうな顔。 予期せぬ、あまりの事態にいっぱいいっぱいなのが感じ取れます。
「一瞬でもライバルと思ったなんて」 即座に荷物をまとめ、立ち去ろうとするツバサ。
「私、大会のあと必死に練習して、あなたの記録より高く跳んだわよ」 「さよなら。精々お遊びのハイジャンで頑張るといいわ」
呼び止めようとするちゆを振り切り、ツバサはそれだけ言い捨てて立ち去ります。 残されたちゆは、何を思うのか……。
そして翌日(?)。 ティータイムに集まるのどかたちですが、明らかにちゆの様子がおかしいです。
ちゆを心配し、事情を聞くのどかたち。
ちゆは初めは誤魔化そうとしますが、自分でも動揺に気付き、話し始めます。 「高美さんに、私のハイジャンはお遊びって言われたの」
そこだけ抜き出すと、高美さんがとんでもない子になってしまう……!

「私だって真剣にやってる。負けたら悔しい」 「でも、私は海と空が溶け合う、あの青い世界に近づきたい」 「その想いでやってるの。それのどこがいけないの?」
「いけなくない。いけなくない」 間髪入れず、そう答えるひなたたち。
そう言ってもらい、少し落ち着きを取り戻しつつ、続けるちゆ。 「彼女、海外に行くから、もう日本で私と戦えないって。それで、私がハイジャンで世界とか考えてないって言ったから……」
そこまで聞いて、のどかが口を開きます。 「本当に、ちゆちゃんとまた勝負したかったんだね」

完璧すぎる……本当にのどかはすごいですね……。
その言葉にハッとするちゆ。 そして、ペギタンたちがさらに続けます。
「でも、ちゆはちゆの思ったように跳べばいいペエ」 「そうそう」 「人それぞれの考えがあります」 「最初の想いを、大切にすればいいラビ」 「初心忘れるべからずっていうしな」
仲間たちの応援に、「そうよね」と答えるちゆ。 意志を宿した瞳で「私は、私の想いで跳ぶ」と言います。
そして、夜。
その目で空を見つめ、庭の木に視線を移すちゆ。 思い出すのは、初めて跳んだときの記憶。

「跳べた!」 「じゃあ、今度はここだ」 「えぇー。無理だよ」 「お父さんは跳べるぞ。ほーら」 「私も跳ぶ!」 「よーし、頑張れ」
翌日。 決意新たに、バーに対峙するちゆ。

「初めて跳んだのは、この高さ……」 それは、今のちゆにとっては膝程度の高さ。
そして、ちゆが「ここ」と指定したバーの高さは、先の大会記録の5cm上。 部員たちは驚きますが、ちゆに退く気はありません。
チャレンジするちゆ。 しかし、当然並大抵のことではなく、失敗。
のどかたちも駆けつけますが、さらに失敗を重ねるちゆ。
「なんか、今日のちゆ、すごい気迫で」 「なんか、ボロボロだよー」 「うん。でも……」

「ちゆちゃん、すっごく楽しそうだよ」 何事かとハラハラする部員やひなたをよそに、のどかはそう捉えたようです。
そして……。

幾多の失敗を経て、ついに成功します。 その快挙に周囲は沸き立ちますが、ちゆはそのまま走り出します。

『伝えなきゃ』 『私が跳べたのは……私がこんなに熱くなったのは……』 『伝えなきゃ、伝えなきゃ』
そして西中に到着。 しかし、そこにツバサの姿はなく……。
「帰った?」 「ええ。ツバサなら、今日出発するんで挨拶に来て。ついさっきよ」
それを聞いて、さらに走り出すちゆ。 ちゆには、ツバサが次に向かう場所に確信があるようです。
一方、当のツバサは……競技場に。

「ありがとうございました」 そう言って、深々と礼をするツバサ。
そうして、立ち去ろうとするツバサですが、そこにシンドイーネが登場。 ナノビョーゲンを放ち、ツバサをギガビョーゲンに。
さて、ちょうど競技場の前の信号で足止めを食らっていたちゆ。 ちゆを追いかけていたのどかとひなた、そして偶然通りかかったアスミたちと合流します。
まさにそのタイミングで、ラテの体調が悪化。 「あっちで、お姉さんが泣いてるラテ」
事態を察した一行は、変身して乗り込みます。 そこには、案の定シンドイーネとギガビョーゲン。

ハイジャンパーであり、悔しさをバネに精進してたツバサなので、スプリングのギガビョーゲンなのですね。 ユニフォームにゼッケンもついてます。
開幕、『キュアスキャン』を繰り出すフォンテーヌ。 そうして、ギガビョーゲンがツバサであることを確認します。
「高美さん!」 「あら、あんたのお友達?」 「いいえ、ライバルよ!」
ここで、ちゆの側から『ライバル』と言うのがいいですね。
そして戦闘開始。 フォンテーヌがシンドイーネの相手をし、残りがギガビョーゲンという構図に。
「彼女のパワーを、こんなことに使わせない!」 「ライバルならちょうどいいじゃない。いなくなった方がさ」 「違う!」

「彼女がいてくれるから、私はもっと跳べるの!」 「ライバルなんて、邪魔で目障りでムカつくだけよ。消えりゃいいのよ!」 「あなたにはわからない!」 「わかりたくもないわよ!」
ハイジャンプのように宙を舞い、シンドイーネを翻弄し、一撃を見舞うフォンテーヌ。 対象をギガビョーゲンに移し、「もっと、もっと高く!」と跳び上がります。

そして、『雨のエレメント』でギガビョーゲンを攻撃。 雨(?)の水流でギガビョーゲンを押し付けます。
その様子を見て、横から攻撃を挟もうとするシンドイーネ。 しかしそれは、アースの『空気のエレメント』による攻撃で未然に防がれます。
そして、フィニッシュはもちろん全員での『プリキュア・ファイナルヒーリングっど♥シャワー』! かくして、ツバサは救出され、ギガビョーゲンは浄化、シンドイーネも撤退となりました。
その後。 意識を取り戻したツバサの目の前には、ちゆの姿が。
「どうしてここに?」 「あのままさよならできないもの。ライバルとは」
そんなちゆを前にして、意を決して話を始めるツバサ。

「あの……この前はごめんなさい。あんなひどいこと言って」 「あなたが世界を目指さないからって、私にあなたを責める資格なんてないわ」 「でも、これだけは信じてほしいの。私、本心からあなたと……」
精一杯、いっぱいいっぱいに言葉を紡ぐツバサ。 そんなツバサに、手を差し伸べるちゆ。

「次は世界で」 「えっ……」
前半と逆の構図。 こういう対比はいいものですよね。
「私も世界を目指すわ。もっともっと高く跳ぶ。あなたには負けないわよ。ツバサ」 「ちゆ……」
そしてお互い名前呼びに。 サブタイトルと絡んで、すごくいい……。
これにて、めでたしめでたしですね。 そして翌日。
今日も今日とて、より高く。 「跳んでみせる。世界へ!」
 
| 2020/11/29 13:34|TV・CD・本|TB:2|CM:2|▲
|
コメント
|
| シンドイーネは焦ってますね。最初に退場するフラグでしょうか?
フォンテーヌには蹴られて、アースには吹っ飛ばされて、シンドイーネはパワーアップしてもあまり強くなっていないですね。
シンドイーネの宿主はいつ明かされるのでしょうか?
今月中にシンドイーネは浄化されてほしいです。
ちゆは将来、世界的な陸上選手になるのでしょうか?
|
アイワーン 6月6日生まれのふたご座 #-|2020/12/04(金) 19:49 [ 編集 ]
| > シンドイーネは焦ってますね。最初に退場するフラグでしょうか?
破れかぶれになる下地はできあがってきた感じはありますね。 後はまあ、そうなったシンドイーネに何ができるかという部分ですが……。
> フォンテーヌには蹴られて、アースには吹っ飛ばされて、シンドイーネはパワーアップしてもあまり強くなっていないですね。
今回のフォンテーヌはもう気力も十二分でしたし、致し方ない部分もあります。 ただ、確かに本人がすごく強い!って印象はここまでまったくありませんね……。
> シンドイーネの宿主はいつ明かされるのでしょうか?
逆に、明かされることはないと思います。 ほのめかしくらいはあるかなと思っていたのですが、それもどうなるか……。
> 今月中にシンドイーネは浄化されてほしいです。
三幹部が個別の退場するパターンなら、ギリギリどうかというラインですね。 話の流れでそれぞれどうにかなるパターンだと、年明けてからのラッシュで、特別なエピソードとかなく 退場する可能性も考えられますが。
> ちゆは将来、世界的な陸上選手になるのでしょうか?
少なくとも、高校のインターハイや世界選手権のようなものに出場するくらいにはなりそうですね。 その後、例えば大学レベルなら、まだ続ける気はしますが……さらにその後、いわゆるプロになるかどうかは微妙なところではないでしょうか。 |
華乃音 #D4atu1bQ|2020/12/06(日) 03:11 [ 編集 ]
| |
トラックバック
|
ヒーリングっど♥プリキュア 第34話「わたしがライバル!? ちゆの求めたツバサ」 
| ヒーリングっど♥プリキュアの第34話を見ました。
第34話 わたしがライバル!? ちゆの求めたツバサ
陸上競技大会に出場したちゆは西中の選手・高美ツバサを破り、大会記録を更新して優勝する。
その後、陸上雑誌からちゆへ取材依頼が届き、ツバサといっしょに取り上げられることになった。
取材後、もうすぐ海外に引っ越すというツバサはライバルと認めていたために世界の大会で会える日が楽しみとちゆに...  
|
MAGI☆の日記 2020/11/29(日) 18:49
ヒーリングっど♥プリキュア 第34話「わたしがライバル!? ちゆの求めたツバサ」 
| 個人スポットエピちゆちー編。
ハイジャンプの大会で優勝!おめなのです(^^)
2位のツバサちゃんとインタビュー取材。
世界を目指す彼女、沢泉さんも当然同じ思いのはずだわ!
そんなこと全然考えてなかったちゆちーにイラッ。
ツバサちゃんおこモード、これは…悪役組に狙われますね~(>_  
|
のらりんすけっち 2020/11/29(日) 22:28
トラックバックURLはこちら
https://exemptyjmpd.blog.fc2.com/tb.php/6559-06debbd4
| | |
|
カレンダー 
|
|
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
- |
- |
- |
- |
 
|
|