【ハピネスチャージプリキュア！】第43回「ぶつけあう想い！ラブリーとミラージュ！」

ついにミラージュ戦！
ラブリーとミラージュ、そしてブルーの結末やいかに？

さて本編。

ミラージュの目前に迫るラブリーとブルー。
2人は説得を試みますが、ミラージュは聞く耳を持ちません。

まあ、愛していたブルーに拒まれたというだけでもこの世の終わりと形容される絶望なのに、その上でさらに封印までされてしまうという追い打ちまで受けているので、相関単にこころがほぐれるはずもなく、凝り固まっていて当然といえるでしょう。

そして、ミラージュはブルーを拘束します。



ここへ来てもまだ直接攻撃に打って出ないあたり、未練が見て取れますね。
逆にいうと、解決の糸口はここしかないわけですが。

そして、ミラージュは戦闘モードへ移行。
目の前のラブリーを倒し、プリキュアを倒し、世界を絶望に染め上げると宣言します。



ディープミラーに映る、閉じ込められたミラージュは何を意味するのか……。
洗脳の象徴としての拘禁という見方もできますし、思い詰めることの象徴としての自縄自縛という見方もできそうですね。

かくして、戦いの火ぶたは切って落とされました。
ラブリーも強くなりましたが、ミラージュもさすがは幻影帝国の頭領だけあって強敵。



敵でも味方でも、1つの思いを胸に抱き、迷いなく戦う女の子は強いです。

愛は幻、最後は不幸。
ことあるごとにそう言うミラージュですが、それをことさらに繰り返すということは……やはり、心の底ではそうあって欲しくないと思っているのかもしれませんね。

直接戦闘を通じ、拳と拳で語り合い、ラブリーは、ミラージュの中にブルーへの愛がまだ生きていることを確信します。
同じくブルーのことが好きなラブリーに、まっすぐな瞳でそう指摘され、揺れはじめるミラージュ。

ミラージュは、ラブリーもまた自分と同じくいずれ捨てられると言います。
しかし、それでも、ラブリーはそれでも構わない、誰かを好きでいることが世界を輝かせる、心を幸せで満たせると言い放ちます。

そもそも、この戦いがラブリーが失恋するための戦いであることに、ほかならぬラブリー本人は初めから心のどこかで気付いていたのかもしれませんね。
ミラージュを取り戻すということは、つまりブルーは……。

叶わぬ恋心と分かり、絶望してなお手に残る愛のぬくもり。
ラブリーによってそれを呼び起こされたミラージュは、動揺し、ついに激高します。

思いの強さがプリキュアの力の強さ。
ある意味プリキュアでもあるミラージュも、それは同じ。
かくして、形勢は逆転しました。

ミラージュを組み伏し、ディープミラーにたたきつけ、思いの力をイノセントフォームに込めるラブリー。



ついにディープミラーを砕き、ミラージュの心をほぐすまであと一歩となります。

しかし、ここで横槍を入れる、ディープミラーの中の人。
ミラージュに憎しみの力を注ぎ込み、吹き出したエネルギーはブルースカイ王国を火の海にします。



ディープミラーに洗脳され、再びラブリーの前に立ちはだかるミラージュ。
その姿は、強大な力を宿しながら、自らの身を灼き焦がし続ける、現在のミラージュそのものといってもいいかもしれません。

一転ピンチに陥るラブリー。
しかし、ここまではブルーを巡るラブリーとミラージュの戦いでしたが、ディープミラーが介入してきた時点でそれは終わり、もはや1対1ではありません。

つまり



仲間が駆けつけます。

ミラージュ必殺の一撃を止め、そしてミラージュを救うため、4人で『プリキュア・イノセントプリフィケーション』を繰り出します。



4人のイノセントな愛がミラージュを包み、ついには浄化が成功します。

憎しみや闇が払われたミラージュの元に、ブルーが。



神という役目のため、特定の人間を愛することは不適切と考え、一度はミラージュを拒絶したブルー。
今度こそ、本当の気持ち……ミラージュへの愛を伝えます。

身分の差に阻まれていた愛が、その障害を打ち破り、成就した瞬間です。

めでたしめでたし……ですが、感涙にむせぶラブリーの胸には、ちくりと痛むものもあるようで……。



ミラージュ救出は、ブルーとミラージュが結ばれることが重要なので、同時にラブリーの失恋がを意味します。
節々に、それをわかっていて行動していたとみられるシーンがありましたが、それでもやはり失恋は失恋ということで……。

そんな中、不適に笑う1人の影が。



ディープミラーの中の人、ついに本格的に表舞台に出てきそうですね。