【ドキドキ！プリキュア】第47回「キュアハートの決意！まもりたい約束！」

明らかに番組の流れが変わった前回の年明け放送。
今回もそれに引き続き、最後の爆発へ向かって進んでいく感じの回ですね。
タメてタメて、最後はどう炸裂させるのでしょうか。

さて本編。

人間界に侵攻を開始したキングジコチュー。
それに立ち向かうは、もちろん我らがプリキュア。

父親のために戦うと決めたレジーナですが、心の奥底には迷いがあるようです。
イーラはレジーナのしおれたプシュケーを見てそれを指摘しますが、レジーナはもう引き返せないところまで来ていると思っているようで……。

大勢のザコを散らしつつ、キングジコチューに向かうプリキュアたち。
ベール vs ソード、マーモ vs ロゼッタ、イーラ vs ダイヤモンドというマッチングで、ハートとエースをキングジコチューとレジーナの元へ向かわせます。



「いいわ。でも、あなたに私は倒せないわよ。知らないのなら教えてあげる……ダイヤモンドは、傷つかないのよ」
「それだけで十分です。それが私たちのカッチカチの絆なんです！その上、今日の私は……ガッチガチです！」
「私が斬るのはあなたじゃない！断ち切るのは弱さ、切り開くは未来、心を貫く勇気の刃！それが私、王女様からもらった名前……キュアソードよ！」

やっぱり、プリキュアの口上はいいですね……。

3人の足止めにより、レジーナの元にたどり着いたハートとエース。
キングジコチューとの対話を試みるハートですが、キングジコチューは聞く耳持たずといった感じで……振り払われ、踏み潰されそうになります。



しかし、ハートとエースもプリキュア恒例のポーズで踏みつぶしに耐え、ついには押し返します。
キングジコチューの過去を知り、単純に倒すべき敵ではなく守るべき対象として認識しているので、気持ちの力はこの程度では折れません。

健闘するプリキュアに対し、不適な態度を取るベール。
それは、トランプ王国が滅んだ直接的な理由にありました。



キングジコチューの出現により危機に見舞われたトランプ王国民は、我が身かわいさに他人をないがしろにし、自らジコチューに堕ちていくという悪循環が発生していたようです。
人間界でも、その悪夢は再来してしまうのでしょうか……。

しかし、ハートの表情は穏やか。
人間界の愛の力を信じ、その鼓動を感じ取っているようです。



それは過去、ジコチューとなって暴れてしまった人々。
そんな人が先頭に立ち、みんなで助け合って避難・救助活動を行っているのでした。

その様子を見て激高したキングジコチュー。
特大のエネルギー波を街に撃ち込もうとします。

それを受け止めるロゼッタと、ロゼッタを支えるほかの4人。
盾は割れてしまいましたが、ビームを逸らすことには成功しました。



しびれを切らして飛びだしてきたのはレジーナ。
それにはハートが受けて立ちます。



戦闘は一方的。
なぜなら、ハートはレジーナに一切反撃を行わなかったのです。

ハートは、レジーナが無理をしていることに気付いていました。
それは愛のなせる業。
レジーナもキングジコチューも受け入れ、対話を目指す姿勢は常に変わらず。
そのひたむきな姿勢によって、レジーナに変化が。

そうはさせじと、再びエネルギー波を繰り出すキングジコチュー。
それを防いだのは……ミラクルドラゴングレイブ。



神器が光を取り戻し、キングジコチューの攻撃をかき消しました。

レジーナに再び愛が芽生えてしまったかと嘆くキングジコチュー。
しかしそれは誤りで……初めからずっと、レジーナには父への愛がありました。

そして、父への愛と同様、マナへの愛も。
どちらも大切で、どちらかを選ぶことなどできない、両方取りたい。
それは究極のジコチューにして、博愛。
神器が光を取り戻したのも、そういうことなのでしょうね。

それを目の当たりにしたエースも、何か感じ取ったものがある様子。
キングジコチューはレジーナにとって父親ですが、エースにとっても父親。
愛が生まれないはずはないのです。



もともと、父親を取るか世界を取るかの答えが出せずに2つに割れたアン王女のプシュケーから生まれた2人ですが、巡り巡って、2人ともが同じ場所に着地しようとしています。

娘の言葉により、キングジコチュー胸に愛の灯が。
苦しむキングジコチュー……これは、国王と闇の力が分離できるかもしれませんね。

さあ、次はどうなるでしょうか。