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『文鳥Online。』脱退のお知らせ

突然のご報告となりますが、タイトルの通りです。
僕、華乃音.J.M.P.D.exemptyは『文鳥Online。』を抜けることとなりました。
新代表は初代代表である山野ジグザグが就任します。
サイト管理は誰が行うのか正確には把握していませんが、恐らくそれも山野が行うのでしょう。

抜けると言いましても、所謂「音楽性の違い」などに代表される喧嘩別れではないため、縁切りというわけではありません。
残メンバーの意向にもよるかと思いますが、イベントなどでは売り子お手伝いとしてお目にかかることもあるかと思います。
要するに、僕が『文鳥Online。』に参加する前の状態に戻ると言うだけのことでもあります。

喧嘩別れでないにもかかわらず、何故抜けることになったかというと……「実生活が多忙になったから」という良くある理由もなくはないのですが、実際それは大した問題ではなく、「役目が終わったから」というのが正しい理由です。

『文鳥Online。』サイト内で最も更新頻度が少ないページ、『メンバー紹介』での僕の記述を覚えておいでの方はそれを思い出していただければ、この展開が突拍子もないものでもないことをご理解いただけるかと思います。

本来であれば、『東方銀弾丸 ~Magazine of Silver Bullets~』完売時、或いは遅くとも『東方夢現境 ~Fact from Fiction~』初頒布(C72)後に行おうと思ったのですが、グズグズしているうちにタイミングを逸してしまい、現在に至ってしまいました。
また、『東方文鳥録 ~Return Reanimateness~』のコンセプトが現在のものに決定したことも踏みとどまった理由の1つとなります。

さて、先程脱会の理由は「役目を終えたから」と書きましたが、これだけでは殆どの方にご理解いただけないと思いますので、もう少し詳しく書きます。
ですが、そのためには何故僕が『文鳥Online。』に参加したかと言うところから始めなければなりません。

もしかするとご存じないかも知れませんが、僕は『文鳥Online。』発足時からメンバーだったわけではありません(余談ですが、そのためサークル名には僕の意見は入っていません)。
初頒布作品『蟹』(C69)や第2作『東方林檎飴 ~Crimson Capsule~』(M3-2006春)の制作裏方や売り子をしていたのですが、その際に非常に「惜しい(勿体ない)」という気持ちになったため、代表として参加することを決意し、それがメンバーに受け容れられ、参加することとなったのです。

この「惜しい(勿体ない)」というのは、とどのつまり「もっと評価されるべき」ということです。
もう少し詳しく書くと、「もっと沢山の人から評価されるべき」です。
言い換えると、もっと「頒布数」が増えるべきだと思ったのです。
現在、『文鳥Online。』の作品はお陰様でそれなりの数が世に出回っており、聞いていただいた方の何人かにはご満足いただけていると信じているのですが、あのまま埋もれてしまった場合にはその「満足」が闇に消えることとなり、それはお互いに不幸に違いないと考えたのです。
ここまで読んでいただくとご理解いただけるかと思いますが、僕は『文鳥Online。』黎明期からのファンであり、現在でも一番のファンだと思っています(自己申告)。

また、扱っているジャンルが「東方」だったのも勿論大きいです。
大きいという表現には語弊があり、正しくは必須条件の1つだったと表現しても良いくらいです。
僕はメンバーの中で東方の腕が一番良いという自信はありませんが、東方を一番好きである自信はあります(自己申告)。
いずれにせよ、幾つかの条件が奇跡的に重なったが為に、代表に名乗り出たのです。
僕のことをご存じの方でないと分からないことではありますが、本来僕はそういうことに名乗り出るようなタイプのものではありません。

究極的には、『東方』と『文鳥Online。』が大好きなのでサークルに参加したというわけです。

さて、ここで「頒布数」の話が出ましたので、やや話はそれてしまいますが所謂「売り上げ」についてもどう考えているかも触れなければならないでしょう。
『Preview Disc』が100円、完成盤が500円(イベント頒布価格)という比較的安価な価格設定からもご理解いただけるかと思いますが、儲けを出そうという黄は全くありません。
しかしながら、あまり赤字が嵩むと持続的に作品を世に送り出すことが不可能になってしまいますので、プレス代金(広義)だけは回収したいという思いから先述の価格設定にしています。

勿論、この辺りのことは各サークル十人十色のポリシーがあって然るべきだと思っていますし、信念を持っていればそれがどのようなものであっても良いと思います。
勿論、これは「価格設定」という点に限った話です。

さて、逸れてしまった話を戻しまして、「役目が終わった」とはどういうことかという話です。

まず、僕の役目の1つに「PCの世話」というものがあります。
僕自身もそれほど詳しいわけではありませんが、それでも20年間触れてきた経験もあり、自作PCに関する知識も他のメンバーよりはあるということで担当しました。
実際に楽器を演奏することもあるのですが、基本的にはDTMがメインなのでPC(汎用機なのでDAWの表現は避けます)は重要なポジションを担っているわけです。

そして、それは伝達できる知識であり、進化が日進月歩なのも相俟って知識差というものはなくなっていきます。
また、PCの汎用機としての部分に関しては僕の知識で問題ないのですが、専用機としての部分に関しては僕も全く役に立たず、実際に使っている人間の方がより良い知見を持っているわけです。

次に、「総指揮」としての役目があります。
個人でやっている分には問題ないのですが、人が2人集まれば互いに譲歩(或いは妥協)しなければならないことが出現し、3人以上なら方向性すらそうしなければいけなくなります(程度の大小はあれ、確実に発生する問題)。
その状態で摩擦によるエネルギー損失をできる限り少なく、同じ方向を向いて貰う役目です。

また、「総指揮」には暴走に対するブレーキという役目も含まれます。
理由は何であれ、問題があると判断したものを阻止する役目です。

この「総指揮」の2点は、自動車教習所の教官が「声」と「ブレーキ」だけで自動車の走行を概ねコントロールしている様子を思い浮かべていただければ分かりやすいかと思います。
本来であればハンドルも握るべきなのですが、僕の求心力不足のためかこのような状況でした。

しかしながら、「同人」というものを考えた際、この状況は非常に不健全なものであるということが分かります。
「同人」をどう捉えるかは先程と同様に十人十色の捉え方があるかと思いますが、僕の捉え方の一部に「創作者が好き勝手にやること」というものがあります。
誤解のないように書いておきますと、ここでいう「創作者」は一次・二次・三次問いませんし、好き勝手やる責任は当然発生します。
そんな中で、どんなことであれ創作者の創作にブレーキを掛けるという行為はどう考えても不健全であり、それを行っているのが「創作者」たり得ない僕だという状況は非常に芳しくない状態をいわざるを得ません。

最後に、文字通りの「代表」としての役目があります。
これにはプレス業者やショップ委託先とのコンタクト、他サークルや一般参加者の方との接点という役目が含まれます。
サイトやメール管理もここに含まれるでしょう。

音屋に比較的ありがちなことですが、文章や言動が非常に不味いことがあります(主に言葉の過不足)。
僕自身も決して上手くはなく、一般的な視点で見れば良くない方ではありますが、当時のメンバーの中では比較的悪くない方だと判断しました。

恐らく、僕がこの役目を担っていたが為に『文鳥Online。』といえば僕のことを思い浮かべる方が増えてしまいました。
それ自体は悪いことではなく個人的には嬉しかったのですが、イベントなどでお客さんがご指名下さる際に、僕ばかりで他のメンバーが呼ばれることが殆どないという現状を生み出してしまいました。
これは、先述のサークル参加理由に真っ向から反する事態であり、何としても是正しなければならない事象です。

なお、同人界では「お客さん」とは「来訪者」のことを指す言葉であり、「購買者」という意味ではありません。
少なくとも僕はそう思っているのですが、後者の意味に捉えられることを極端に嫌うあまり、この言葉の使用を禁忌的に避ける傾向があります。
個人的にこの状況(問題と解答の組み合わせ)があまり良いとは思いませんので、注釈付きで敢えて使用しました。

話が逸れましたが、もう1つ、これはあまり表に出すような話ではないのですが、「金銭管理」も行っていました。
これは、当時のメンバーの中では僕が最も数字に強かったであろうということを踏まえてのことです。
そんな中で僕の蓄えからプレス代金を捻出していたりしたりしていたわけですが、現在では僕以外のメンバーが就職したこともあり、その必要もなくなったはずです。

以上のような役目を終え、もう僕は不要と判断したため、サークルを抜けることを決断しました。
なお、この役目は僕が自身に課したものであり、メンバーを含め、口外するのはこれが初めてです。

2006年4月29日(M3-2006春:『東方林檎飴』初頒布)にサークルに参加してから代表として2年弱、サークル代表として「如何にして『文鳥Online。』作品を世に送り出すか」と「どのようにして幕を引くか」を常に考えてきましたが、如何でしたでしょうか(「発展」と「完結」はどのような集団においても代表は常に考えていなければいけない事柄だと思います)。

僕としましては、できうる限りのことはできたと思っているので、満足です。
勿論、僕ではなく誰か他の人が代表になっていれば『文鳥Online。』にとってより良い現在が獲得できた可能性を否定するつもりはありませんが、「いない方が良かった」ではなく「いないよりは良かった」と思っていただける方がひとりでもいらっしゃれば、それだけで十分です。

拙い長文ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
僕の束縛から解き放たれた新生『文鳥Online。』を、これからも宜しくお願いいたします。

2代目『文鳥Online。』代表:華乃音.J.M.P.D.exempty

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2008/02/27 04:00|文鳥Online。TB:0CM:7
コメント
お疲れ様でした
私が文長Online。を知ったのはつい最近のことなのですが
こんなにもすばらしいアレンジは初めてと思えるほど衝撃的でした
これからもファンでいさせてもらいます

本当にお疲れ様です
Nameless #Qhkulfr2|2008/02/27(水) 20:29 [ 編集 ]
おつー!
>僕の求心力不足のためかこのような状況でした。

求心力というか君より俺のがワガママってだけの話。
作る人のこだわりと思ってもらえると、嬉しい。

>しかしながら、「同人」というものを考えた際、
>この状況は非常に不健全なものであるということが分かります。

別に否定はしないけど、俺はそうは思わない。
「商業」だってつきつめれば、誰かの好き勝手で動いてるし、
「同人」だって複数人でやる以上、なんらかの律が必要。
傾向としてそうなりやすいだけで、明確な線引きはないと思う。
大事なのは組織にかみ合ったバランスとスタイルだと思うわけです。

まあ置いといて、

お疲れさまでした。

間違いなく言えるのは、
華乃音が文鳥Online。に入ってくれて良かった。

次はまた原点に戻って、
手焼き50枚くらいから始めようと思います。

でも、本当に原点に戻ることはない。
積み重ねたものは死なないからね。

売り子やポップ作りはまた頼むことになると思うから、
これからもよろしく頼むぜ!
山野ジグザグ #KcU36RNk|2008/02/27(水) 23:49 [ 編集 ]
お疲れ様でした
今までお疲れ様でした。

私自身が東方にはあまり縁がなかった為、
文鳥Online。発足時~華乃音メンバー入り~現在と、
少し離れた位置から見ていましたが、
これまで続いたのはクリエイター二人を管理する、
華乃音のガンバリがあったからじゃないかなと思います。

文鳥発足の数年前、私とItaで活動していた個人サークルで
サポートしてもらった時も非常に助かりました。
今後、文鳥Online。のPOP作りや会場準備の方で援助していくことは
非常に助けになると思いますよ。

ところで余談ですが、
管理人という束縛から離れたれたことで、
東方以外のオタ系に触れる機会が増えることを期待しても良いのかな!
(問題発言ですかね)ヽ(・w・)ノ
MMM37 #ukECFFN.|2008/02/28(木) 02:13 [ 編集 ]
おつかれさま
毎回好き放題やりつつ、作品を落とすことなく発表できたのは
華乃音総指揮のお陰だったよなぁと思う。
そこに愛があれば。どんな形であれ同人活動じゃないかな。
東方好きの華乃音が界隈で更なる活躍をすることを期待してますぜ。
しの #mQop/nM.|2008/02/28(木) 20:38 [ 編集 ]
>>名無しさん
ありがとうございます。
これからも『文鳥Online。』を宜しくお願いします。

>>山野
>別に否定はしないけど、俺はそうは思わない。
多分何人かにはそういわれると思って書いてます。
そして、山野が僕の意見に「俺はそうは思わない」というとき、突き詰めると同じ立ち位置で表現が違うだけということが良くありますね。
言い争っている体をして、互いに同じサイドに立っているという事態が……。

で、「同人」と「商業」ですが、最近そういう議論が過熱してきたので触れたのですが、話が逸れるので深くは踏み込まなかったのですよ。
まあ、機会があればまた長文書きますが、掻い摘むと以下のようになります。
「同人と商業は当然同じものではないが、対極に位置するものでもない(互いに独立)」
「『同人』とは同じ目的や趣味を持つ人の集まり(コミュニティ)」
よって、設立の段階で趣味を共有しそれを仕事にしようとしてできた会社であれば商業でありつつも同人でも有り得ますし、コミュニティである以上そこからあまりに逸脱した立ち振る舞いをしてしまうとダメだということですね。

まあ、結局は愛があるかどうかですよね。
一次創作ならその手段に、二次創作なら原作の一部ないし全部に。
もしくはその組み合わせ、或いは僕が言及していないだけで確かにある愛の形。

>でも、本当に原点に戻ることはない。
>積み重ねたものは死なないからね。
原点は思い出すべきであって、そこに立ち戻るべきではないですよね。

>これからもよろしく頼むぜ!
今後とも宜しく。

>>MMM37さん
>今までお疲れ様でした。
ありがとう。

>私とItaで活動していた個人サークルで
思い返すと、あの時が僕のサークル側での初参加でした。
あの頃とは随分様変わりしましたが、経験は今でもしっかりと生きています。

>東方以外のオタ系に触れる機会が増える
どうでしょうね?
これまでも、東方は好きでやっていただけで、縛りをつけていたわけでもないですからね。

>>しの
>作品を落とすことなく
結局一度として作品を落とさなかったのが、満足できている理由の1つ。
まあ、創作者が頑張ったのですが。

>そこに愛があれば。どんな形であれ同人活動じゃないかな。
その通りですね。
全くもってその通りです。

>東方好きの華乃音が界隈で更なる活躍をすることを期待してますぜ。
ありがとう。
華乃音 #ZTtpS0Ow|2008/02/28(木) 22:35 [ 編集 ]
遅ればせながら。
音速遅いですが、お疲れ様でした。お声を掛けて頂けて本当に嬉しかったです。
ジャケット制作過程において、不甲斐ない点が多々ありましたが
その度にご鞭撻頂きありがとうございました。(っ´・ω・)っ 頭が上がりません
これからも華乃音さんのご活躍をお祈り申し上げます。
ほのかん #JnJ9IA1.|2008/03/14(金) 01:09 [ 編集 ]
>>ほのかんさん
こちらこそ、お世話になりました。
何かの機会があれば、また宜しくお願いしますね。
華乃音 #ZTtpS0Ow|2008/03/14(金) 08:07 [ 編集 ]
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