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【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」

きわめて珍しい、戦闘のないお話。
こういう試みも、とてもいいと思います。

さて本編。

ある種の緊張感の走るましろ邸。
ソラたち3人が固唾を呑んで見守る先には、もちろんエルちゃん。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」01

つかまり立ちから、おぼつかない足もとながらも数歩歩いてみせます。
これには3人も感動。

「ちょっといいかしら?」
「いまはダメー!」

ヨヨさんが訪ねてきても、いまはそれどころではないといった対応になってしまいます。
そのヨヨさんも、事情はすぐに飲み込めたようで苦笑い。

「あんよができるようになったのね。じゃあ、ファーストシューズを買いに行かなくちゃ」

そんなわけで、3人はエルちゃんを連れてファーストシューズを買いに靴屋さんへ。
もちろん、ファースシューズが何なのかの説明もしてくれます。

『ファーストシューズ。それはこの世界の素敵な習わしよ。よちよち歩きの記念に、靴をプレゼントするの』
『大切な子供が無限に広がる世界へ踏み出していく、その1歩目を祝福する大切な靴』

赤ちゃん(とその親)にとっては、日常の何もかもが最初の記念となります。
そう思うと、やはり引き離されているスカイランド国王夫妻はかわいそう(無事なだけマシ)。

「これにしましょう! とっても頑丈そうだし、防御力高そうです!」

靴屋で早速ソラが選んだのは、しっかりとした感じのもの。
しかしどうやら、エルちゃんのお好みのタイプではなかったようで……。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」02

明確に不満そうです。
ここまで明確に意思表示ができて、その上グズらないというのは、なかなか大したもののように思います。

お次はましろ。
ソールにLEDか何かが仕込まれていて、光るタイプの靴をチョイス。

ゲーミングシューズと侮るなかれ。
光るというのは安全面で結構有利だったりします。

しかしこれも気に入らなかったのか、同様に拒否の意を示すエルちゃん。
その後もみんなでいろいろ提案しますが、少なくともこの店にあるものはすべて、エルちゃんのお気には召さなかった様子。

「ほかのお店、探しましょうか」
「……ですね。せっかくのファーストシューズ、妥協は許されません」

そんなことを話していると、エルちゃんが何かを感じ取った様子。
その視線の先には、お会計で可愛らしい靴を買おうとする関西訛りの女性が。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」03

エルちゃんが騒いだので、向こうも気付いた様子。
この方は、『宮田緑』(CV=山口享佑子)さんというそうです。

緑さんの持つ靴を欲しがるエルちゃん。
緑さんはそんなエルちゃんをしばらく見つめ……。

「これ、あげるわ!」
「えっ? でも……」
「遠慮せんでええんよ。まだお会計済ませる前やしなぁ」

そう言って、ソラの手に靴を渡す緑さん。
ソラもエルちゃんの望むものが手に入り、感謝感激です。

「わぁ……ありがとうございます!」
「こない気に入ってもらえて、靴も喜んでるわ。逆におおきに。フフッ……」

そう言って立ち去る緑さん。

「ヒーローです。ヒーロー発見です! 靴の気持ちまで考える優しさ、それがヒーロー!」

ソラは完全に舞い上がってますね。
ましろも流されてしまったものの、やはり気が咎めるのか、緑さんを呼び止めます。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」04

「あの! 本当にいいんですか?」
「これって、誰かにプレゼントする靴……ですよね? その子ががっかりしたりしませんか?」

確かに状況から判断すると、プレゼントするはずのものだったことは明白。
そこにちゃんと気付くあたり、さすがのましろといえます。

「これでよかったんや……」

意味深なことを最後にそう言い残し、その場を後にする緑さん。
流石のソラも気になったようで追いかけますが、残念ながらすぐに見失ってしまいます。

その後、ましろ邸に帰還。
件の靴を抱いて眠るエルちゃんの横で、ノートをつけつつ、ソラが呟きます。

「断るべきでした……きっと、何か事情があったんです。なのに私……未熟!」

ソラもちゃんと思案のできるタイプなので、落ち着いたらいろいろ考えてしまったのでしょう。

「今度どこかでまた会えたら、そのとき改めてお礼を言おう?」
「いいえ! いますぐあの人を探しに行って、靴を返しましょう!」

無茶苦茶言ってるわけですが、このまっすぐさがソラの美点でもあります。

そんなことを話し合っていると、ヨヨさんの部屋の方から不思議な音が。
話を中断し、ヨヨさんの部屋に駆け込む一行。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」05

ミラーパッドから出た光が、塊のような、壁のような形状を作り出しています。
それを見たソラは、それが何か、ひと目でピンと来た様子。

「トンネルの入り口……」
「スカイランドに、繋がってるの?」
「ええ。エルちゃんが歩いたときに言おうと思っていたのは、このこと。約束通り、完成させたわよ」

何をどうやったかはまったくわかりませんが、本当にトンネルを作ってしまったようです。
各所から持ち上げられる逸材という話はありましたが、(思ったより短い期間で)ちゃんと完遂させてしまうとは……。

「これでエルちゃんをスカイランドに……おうちに帰してあげられます!」

トンネル開通の朗報は、スカイランドの王たちにも。
諸手を挙げて喜び、一刻も早い帰還を望む王たちですが、ヨヨさんが少し落ち着かせます。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」06

「おふたりとも、どうか落ち着いてください。安全のため、少しばかりミラーパッドを調整する必要があります」
「どれくらいかかるのです?」

ここで、ましろたち3人を見渡すヨヨさん。
3人はその視線が何を意味するか、今ひとつピンと来ていない様子。

「明日の夕方には」

そう返答するヨヨさん。
ましろたちの様子如何では、3日後にでも1週間後にでもしていた感じですね……。

王たちとの通話を終え、居住まいを直すヨヨさん。
ここで改めて、ましろたちに話があるようです。

「さて、みんな聞いてちょうだい。アンダーグ帝国はこれからもきっとエルちゃんを狙ってくるでしょう」
「戦いの場所は、このソラシド市からスカイランドに移る……でも、ましろさんはスカイランドでは暮らせない」

これからもずっと日常が続いていくと疑っていなかったましろには、寝耳に水。
そしてそれはソラたちも同じで、一様に虚を突かれたような表情に。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」07

「ソラシド市で学校に通わなくちゃいけない。勉強もしなくちゃいけない。それに……」

話を続けるヨヨさんですが、ここでましろが堪らず割って入ります。
状況を理解して、じっとして(黙って)はいられないといった感じでしょう。

「ラ……ランボーグがエルちゃんを襲ってきたら、私、トンネルを使ってすぐスカイランドに助けに行くよ?」
「そうね、そうしてあげて。でも、ひとつ屋根の下、みんなで暮らすのは明日でおしまい。寂しいけれど……」

発言を中断させられたヨヨさんですが、きわめて優しい口調でそう告げます。

「あげはさんにも声をかけて、夜はご馳走にしましょう」

そして日も沈み。
あげはさんも加え、ちょっとした最後の晩餐です。

いつもと変わらないように努めるソラと、ところどころ上の空のましろ。
あげはさん(やヨヨさん)から見ると、ふたりはこんな感じでしょうか。

その後、就寝。
この日はあげはさんも泊まりのようです。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」08

自動的に、ソラとましろが同衾です。
これもあげはさんのナイスアシストということができそう。

そのあげはさん、『疲れている』らしく、大きなイビキ。
とても部屋では落ち着いて語らいも就寝もできないということで、ソラとましろはふたりで外に出ます。

満天の星の下、街を眺めるふたり。
ましろ邸はだたそこにあるだけで絶景スポットなのがいいですよね。

また、今宵の月は満月から少し欠けた月齢のようです。
十六夜というには欠けすぎていますが、それ以外にする意味もないので、おそらく十六夜の月なのでしょう。

こうなると、思い出すのはやはり『魔法つかいプリキュア!』ですね。
実際、今回の話に月はまったく関係ないので、そのあたりを下敷きにしたサービス演出なのでしょう。

「初めて来たときには、魔法の世界かと」
「フフッ、そんなこと言ってたね」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」09

話し始めるソラ。
手がピクリと動くものの、途中で戻してしまいます。

「でも、いまは何だかここが、もうひとつの故郷みたいに思えます」
「そんなに長い間暮らしたわけじゃないのに……」

そんなソラを、神妙な表情で見つめるましろ。
なんかこう……キスしろーっ!抱けーっ!みたいな……?

「あっ! ご……ごめんなさい! またすぐ遊びに来ますから!」

ソラに言葉を向けられ、我に返って赤面のましろ。
ましろ自身、無意識の表情だったようです。

「うん、うん!」
「え……えっと……明日! 靴を譲ってくれた人を探しに行きませんか? トンネルが開くまで時間もありますし!」

照れ隠しで少し早口になるソラ。
そして、その一部始終を窓から見ていたあげはさん。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」10

「泣いたっていいのに……いい子たちすぎるよ」

いくら何でもイビキがわざとらしすぎる感じでしたが、起きていたようです。
……というか、よく見ると目も開いてる場面もありました。

別れがつらいのは、あげはさんは既に経験済み。
年長者としてその経験があるから、あれこれアシストしようとしてくれていたわけですね。

そして翌日。
ソラとましろは、エルちゃんをツバサくんに預け、ふたりで緑さんを探しに出ます。

しかし名前もわからない相手を探すというのは、いうまでもなく苦難を窮めます。
手掛かりが子供靴と人相書きと口調(?)しかないので、街中の靴屋をしらみつぶしに当たるしか手がありません。

「ハァ……ここがダメだと、もう……」
「別の靴を買いに来るかもって、それくらいしか手掛かりがないですもんね」

こうして訪れた最後の店。
そこで、聞き覚えのある声が!

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」11

まさにちょっとした奇跡といえます。
諦めずに探し続けたご褒美でしょうか。

事情を話し、靴を返そうとするふたり。
しかし緑さんも、このふたりが必要だと思ったから渡したわけで……。

「そっちこそ大丈夫なん?」
「大丈夫……ではないです。正直なところ」
「でも『これでよかった』って言っていたのを聞いて、何だか気になって……」

去り際の呟きを、ましろは聞き逃さなかったようです。
ついに緑さんは、事情を説明してくれます。

「あんな? この靴、孫に買うてやろと思とってんけど。子供てな、ほんまにかわいいなぁ。未来しかない」
「そんな子が、こないだひとりで歩けるようになって」

どうやら緑さんもソラたちと同じく、ファーストシューズとしてこの靴を求めたようです。

「でもなぁ、仕事の都合で外国に引っ越してしまうことになってな。空港まで見送りに行って、そこで渡そうと思ってたんや」
「でもこんなん渡したら、おばちゃん絶対泣いてまう。そしたらおばちゃんの息子もみんな、しんどい気持ちになるやろ」
「そんなん誰も得せぇへん。別れは涙で汚さん方がええ。ニコニコ笑って、明るくお別れした方がええ」

このあたりで、身を震わせて立ち上がるソラとましろ。
この話はまさに、いまのふたりの状況と大いに重なるものです。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」12

「そんなのダメだよ!」
「そんなのダメです!」

「きゅ……急にどないしたん?」

「ほんとの気持ちを言わないとダメです!」
「『嫌だ』って、『寂しい』って、『ずっと一緒に暮らしたい』って!」
「泣いたっていい」「駄々をこねたって……」「そしたら、きっと……」
「きっとその後は本当に、笑ってお別れできる。そう思います」

ふたりの迫力に圧倒される緑さん。
しかし、諦観の表情は変わらず。

「……かもしれへんな。でも、もう遅いねん」
「じきテイクオフや。せやからその靴、やっぱりお嬢ちゃんちの赤ちゃんにあげといて。ほんまありがとう」

そうして、靴を残して去る緑さん。
最初のときと似ていますが、決定的に違うものがあります。

スマホの地図で『ももぞら空港』を調べ、人気のない屋上へ走ります。
そして変身……このソラとましろに、言葉は必要ありません。

プリキュアの私的利用と言う向きも見受けられますが、このシリーズ、特に近年は、『滅私奉公』を極端に嫌忌するシリーズです。
いわゆる敵とのバトルすら、身の回りの延長としての世界を救うことも珍しくないわけで、そのあたりは一貫していると思います。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」13

そして緑さんの前に参上!
泣いている(泣くのを我慢している)人の前に現れる……これぞヒーローですね。

「だ……誰!?」
「通りすがりのヒーローガールです!」
「時間がありません、行きましょう!」

もちろん、名乗ることはしません。
しかしまあ、件の靴を持っているので明らかではあるのですが。

靴を受け取り、それを抱き、逡巡する緑さん。
そして覚悟を決めたのか、プリキュアにお願いすることに。

あとは、最速で、最短で、まっすぐに、一直線。
スカイが緑さんを背負い、プリズムを射出台にして高さを稼ぎつつ、空港に向かいます。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」14

これ、よく見るとスカイが靴の箱を抱えているので、緑さんは自分の腕だけでスカイにしがみついていないといけないのですよね。
なかなか危険ではありますが……それだけ急いでいて、それだけの覚悟があるということでしょう。

「と、飛んでるー!」

かくして、空港に到着。
国際線の出発口で、ついに家族を見つけることに成功します。

最後に躊躇する緑さんの背中を押すソラとましろ。
そして緑さんは最後の覚悟を決め、凜とした顔で家族のもとへ。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」15

ついにファーストシューズを渡す緑さん。
そしてその目からは、ついに涙が溢れ出ます。

それですべてを察したのか、母の肩を抱く息子。
会話は聞こえませんが、この家族ならきっと上手く行く方法を見出してくれることでしょう。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」16

その様子を見ていたましろ。
これまでの思い出がフラッシュバックし、もらい泣きのように涙が止め処なく溢れ出ます。

そしてそれは、となりのソラもまったく同じようで……。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」17

どちらからともなく、手をつなぐふたり。
昨夜のふたりと、いい対比になっていますね。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」18

その後、ましろ邸に帰還したふたり。
空港からの帰路で靴屋をすべてチェックし、同じ靴を発見できたようです。

描写されたわけではありませんが、こちらの世界での、最後の思い出作り的な要素でもあったのでしょうね。
大変ではあったようですが、嫌ではなかっただろうというのは想像に難くありません。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」19

そしていよいよ、ミラーパッド起動。
ソラがボタンを押し、トンネルが起動します。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第13話「届けて!はじめてのおくりもの」20

いざ、スカイランドへ!
真のお別れはスカイランドからましろだけが戻ってくるときですが……はたして、どうなるか……。
 
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2023/04/30 16:27|TV・CD・本TB:2CM:2

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話:APPENDIX

第12話の感想の付録。
冒頭、ED、次回予告などについてです。

【今回の1枚】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話:APPENDIX-01

カバトン。
戦闘力という意味では、全力を出し切った戦いの果ての敗北だったのではないでしょうか。

その後に翻意したのは少々いただけない気もしますが、あの表情を見るに、本人も不本意だったのでしょう。
目の前に確実な死が、しかも見せつけるように徐々に迫っているとなれば、その恐怖は計り知れません。

実際そのせいか、あるいは既にほぼ力を使い果たしていたからか、あの黒い手もかなりあっさり迎撃されていました。
散々罵ってきたプリズムが、それだけの実力者だったということもあるでしょう。

ひとつ気になるのは、カバトンを始末するための攻撃が、いやにあっさり止まったところですね。
1発避けられたとはいえ、確実に仕留めるつもりならいくらでも追撃できたでしょうに。

パワハラ上司(仮)にとって、そこまでして消す必要のある価値すらなかったという感じでしょうか。
そのパターンだと、大抵はその小さな綻びから……というやつですが、どうなることやら。

ただその場合、カバトンは大した情報は持っていなさそうですね……もともと雇われ工作員みたいな感じでしたし。
本編でもツバサたちが言っていたとおり(少なくとも最終盤まで)もう会うこともないのかもしれません。

逆に、最終盤や映画で、折れそうになっているスカイを「お前はもっとTUEEEはずだろ!?」と応援するポジションにはうってつけ。
何なら身代わりに、ここで救ってもらった命を散らすくらい、美味しい役割だって担えるはずです。

【冒頭】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話:APPENDIX-02

今回も、冒頭の挨拶や振り返り的なものはありませんでした。

【エンディング前】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話:APPENDIX-03

今回のED前には、『キラキラ☆プリキュアアラモード』からキュアホイップが登場。
やはり、順々に遡行していますね。

久々にホイップを見て、3Dのホイップってこんなにかわいかったんだなと再認識。
声には若干の成長感を覚えましたが、これはこれでお姉さん(先輩)っぽくていいかも。

【エンディング】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話:APPENDIX-04

そんなわけで、EDにはホイップが登場しました。

さて予想される順番では、次はキュアミラクル。
ここで『ふたり揃わないと変身できないプリキュア』の登場となるわけですが、この変身バンクを映す鏡はどうなるか……?

【次回予告】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話:APPENDIX-05

次回は第13話「届けて!はじめてのおくりもの」。
エルちゃんがメインになるお話になりそうです。

今回が完全にバトル主体(バトルとその準備)だったので、次回はバトル以外をメインに据える感じでしょうか。
そもそもカバトンが退場したものの次の刺客が現れていないので、バトルが行われるかどうかも実は不明かも。

番組的に変身はしないわけにはいかないと思いますし、予告でもプリキュアになっていますが、どうも雰囲気が違う感じ。
……というか、プリキュアふたりが一般人から靴を巻き上げようとしている絵面に見えますね?(おそらく故意にそう見せるギャグ)

聞くところによると、初めての靴は『ファーストシューズ』と呼ばれ、記念のひとつになるとか。
赤ちゃんが初めて立つイベントも、歩くイベントも、ファーストシューズにも立ち会えないご両親が、やはり不憫です……。
 
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2023/04/24 00:30|TV・CD・本TB:0CM:2

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」

カバトンVSスカイ!
決戦は、一騎討ちの決闘です。

さて本編。

昼間(朝?)から赤のれんでクダを巻くカバトン。
前回最後通告を受けてしまい、もうあとがないので、呑まずにはいられないというところでしょうか。

そこに、楽しそうに談笑するソラたちの声が聞こえます。
完全に逆恨みですが、自分が明日処分されるかもという状況で、この対照的な雰囲気は理不尽を感じるかもしれません。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」01

たまらず飛び出したカバトン。
サラリーマンの変装(?)も脱ぎ捨て、一行の前に立ちはだかります。

「イラつくぜ。イラついてしょうがねぇのねん! こっちはいよいよヤバいことになってるってのによ!」
「ヤバい? どういうことです?」

カバトンのセリフから大事なことを聞き逃さなかったソラ。
しかし、それは興奮したカバトンに流されてしまいます。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」02

「うるせぇ! そもそも全部お前が悪いのねん! プリンセス・エルを攫おうとしたあのとき、お前さえ邪魔しなけりゃ!」
「あれから、やることなすことまるで上手く行かねぇ! お前はオレの疫病神だ! お前さえ倒せば全部上手く行く」
「オレと、1対1で勝負しろ! 勝負は3日後。最強にTUEEE奥の手で、お前を倒してやるのねん!」

一方的に捲し立てるカバトン。
この勝負、もちろん受ける必要などありませんが……。

「嫌とは言わせねぇ! もしお前が勝ったら、もうプリンセス・エルには手を出さねぇと約束してやる!」
「その言葉に、ウソはありませんね?」
「ああ。(どうせ負けたら、オレは始末されちまうんだからな……) これは最終決戦だ!首を洗って待ってろ!」

自分の最後のチャンスに、相手が欲しがりそうな条件をぶら下げてきました。
やっぱりわりとクレバーというか、ちゃんとしてれば結構手ごわい相手だと思います。

この決闘の宣言はここでお開きになったのか、夕方、ましろ邸で話し合うソラたち。
当然というか、みんなは決闘を受けたソラを心配します。

「ソラちゃん、本当に大丈夫なの?」
「私が決めたことですから」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」03

「この先、エルちゃんをスカイランドに送り届けたとしても、カバトンに狙われているかぎり安心できません」
「これで決着をつけます」

ソラも案外合理的な理由で、この決闘を受けたようです。
しかし、ツバサから至極真っ当な懸念が。

「でも、あんなヤツの言葉を信じていいんでしょうか?」
「カバトンの目は、いつになく真剣でした」
「だったら、奥の手と言っていたのもハッタリじゃないってことです。一体どんな手を使ってくるか……」
「どんな手かはわかりませんが、それでも勝つのが……」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」04

「ヒーローだよね」
「ましろさん……」

さすがは相棒、よくわかっていらっしゃる。

「ツバサくん、心配なのは私も一緒だけど、こうなったらソラちゃんを応援しようよ」
「決戦までまだ3日もあるんだし、いい考えがあるんだ」

ましろの言う『いい考え』とは?
そして翌日、あげはさんの車に荷物を満載し、山へ繰り出します。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」05

「特訓、特訓、楽しい特訓♪」
「急に頼んじゃって、ごめんね。お婆ちゃんはスカイランドに行くためのトンネルの準備が、いよいよ山場みたいで」

ヨヨさんも、見えないところでちゃんと自分の役割を果たしているようですね?
しかしまあ、あげはさんもすっかりみんなのアッシーくんに……。

「あげはちゃんもいま、保育士さんの学校のレポートとか忙しいんでしょ?」
「大丈夫。私、超優秀だから。それに、ソラちゃんの大勝負のためだもん」
「ありがとうございます!」

もしやあげはさんって暇なのか?という疑惑にもすぐに触れてくれます。
このタイプが自分で超優秀なんていうときは、大体どちらかに極端……。

「少年とも会いたかったしねー。ごめんね荷物が多くて、その姿じゃないと乗り切れなくってねー」
「別に……これが本来のボクですから」
「やっぱかわいいなー」

あげツバもしっかり確保。
このあたりの抜かりはありません。

「で、特訓って何するの? やっぱ滝に打たれたり? 山の主と戦ったり?」
「まさか山の頂上で必殺技の練習したりする感じ!?」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」06

「そう! まさにそういう特訓なの!」
「はい! それです!」

目を輝かせて答えるましろ。
こちらはこちらで、妙なスイッチが入ってますね……。

そんなわけでまず向かったのが、あげはさんオススメの滝スポット。
実際いい感じの滝で、ソラのテンションも高めですが……先客が?

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」07

「あれは!?」
「ただ者じゃないです……ひと言で言えば、無の境地。何も雑念がない、自然体です」

そしてみんなが見守る中、その老人がついに動きます。

「肩こり! 解消!」
「すっかり居眠りしとったが、はぁー、すっきりした」

実はこの滝、肩こり解消のパワースポットだったようです。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」08

……とはいえ、ちゃんとしっかりとした高低差のある滝なのは間違いなく。
そこで滝行し、あまつさえ居眠りしていたと宣うこの老人は一体何者……。

「まったく、しっかりしてくださいよ」
「ごめんごめん」
「さっきは『超優秀』とか言ってたけど、本当は学校が忙しくて余裕がないんじゃないですか?」
「えっ……」

ここぞとばかりに、あげはさんに反撃するツバサくん。
どうやら図星だったようで、あげはさんもタジタジです。

ここからソラが滝に打たれている間に、ほかの人たちも動きます。
ツバサは鳥たちに山の主の情報を聞き、ましろはキャンプの準備をし、あげはさんは学校のレポートです。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」09

山の主はリスだったようで、これは動物に話が聞けなければたどり着けなかった可能性が高そう。
そしてレポートの作成をタブレットでやってるあげはさんを見て、これも時代かなと思ったりもしました。

かくして、修行の時間は過ぎていくのでありました。
本当に、車内で想像したとおりの、古いタイプの修行シーンですね……。

そして決戦前夜、ふたりでまったり過ごすソラとましろ。
ソラもましろも、そしてツバサも、なかなか眠れない様子。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」10

「ボクらがこんなに落ち着かないんだから、ソラさんはもっとですよね」
「ツバサくん……」
「私たちはこれくらいのことしかできないけど。でも、だから全力で応援するね!」
「ましろさん……」
「ボクらだけじゃありません。あげはさんも、ヨヨさんも、プリンセスも応援しているみたいです」
「うん」
「とても心強いです。皆さんのおかげで、心の曇りが晴れました!」

ここのやり取りが、今回の真のメインイベントですね。
1対1に送り出すものの、決してひとりで行かせるわけではなく、ひとりで戦っているわけではありません。

そして、翌日。
決戦の舞台に、両者相見えます。

対峙し、言葉を交わして、奥の手を見せるカバトン。

「これがオレの奥の手だ! この3日で最大限まで高めたアンダーグエナジーを、オレ自身に注入する!」
「カモン! MAXアンダーグ・エナジー!」

明言はしませんが、ランボーグ化なのだと思います。
オーラも体もひとまわり大きくなり、パワーアップがひと目でわかります。

そんなカバトンに対し、ソラも変身。
見た目はもちろんいつもどおりですが、修行の成果を見せられるでしょうか。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」11

そして戦闘開始。
カバトンは見た目に違わぬパワーを見せつけ、スピードもありそう。

「どうだ? 最強にTUEEEだろ! 1発でも食らえば、お前は終わりなのねん!」

何とか回避し続けるスカイですが、1発もらえば天秤が大きく傾くというのも事実なのでしょう。
しかしここで集中……敢えて目を閉じ、無の境地で相手の攻撃を見切ります。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」12

その後もラッシュをすべてかわし、山の主直伝のカウンターを見舞います。
特訓の成果は、着実に実を結んでいるようです。

しかし、カバトンもこれでは終われません。
両の手でスカイを挟み込み、パワーで押し潰さんと力を込めます。

このままでは流石に絶体絶命。
隠れて見守っていた仲間たちも、堪らず立ち上がり、声を出して応援します。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」13

その応援を力に、カバトンの手をこじ開けるスカイ。
パワーで圧倒していたはずのカバトンも、これにはたじろぎます。

「な……なんだと!? パワーじゃオレが圧倒的に上なのねん。あ……ありえねぇ。こんなこと、ぜってぇありえねぇ!」
「みんなの……みんなの応援が、私に力をくれます!」
「お……応援だぁ!? そんなもん……強さにゃ関係ねぇ!」

激昂し、大振りの拳を振り下ろすカバトン。
それを正面から拳で殴り返すスカイ。

圧倒的なパワー、サイズ差を跳ね返し、カバトンを押し返します。
そして、『ヒーローガール・スカイパンチ』がクリーンヒット!

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」14

へそ天になるカバトン……これは勝負ありました。

しかしそうなれば待つのは確実な死。
カバトンには、目の前に迫るそれを受け入れることはできません。

「カバトン、約束どおりもう二度とエルちゃんには……」
「そんな約束、忘れたのねん! どんな手を使っても、最後に勝ったヤツがTUEEEのねん!」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」15

カバトンのこの表情、かなり複雑な想いがグルグルしているのが見受けられます。
もう既に、何をどうやってもどうにもならない状況ですからね……。

飛び起き、闇のオーラの手をエルちゃんに伸ばすカバトン。
しかし、当然そこにはましろとツバサくんがいるわけで。

変身するふたり。
プリズムが『ヒーローガール・プリズムショット』で迎撃し、ウィングがエルちゃん(とあげはさん)を逃がします。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」16

万策尽きたカバトンには、最後の一撃を。
スカイとプリズムの『プリキュア・アップドラフト・シャイニング』でフィニッシュです。

「スミキッタのねーん」

かくしてカバトンは浄化され、通常のカバトンに。
そして、暗雲があたりを包み込みます。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」17

「アンダーグ帝国じゃ、YOEEEヤツに価値はねぇ。だからオレは必死に、TUEEEヤツになろうと……」
「アンダーグ……」「帝国?」

ここへ来てついに、プリキュアたちに『アンダーグ帝国』の名が。
話数にして12話……かなりかかりましたね。

そして、不思議な力で体が宙に運ばれるカバトン。
暗雲からの雷も激しくなり、いよいよ処刑執行の様相を呈してきます。

必死に命乞いをするも、それが誰にも聞き入れられることもなく、ただ目の前の死に怯えるカバトン。
それを見つめるスカイは、一体何を思うのか……。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」18

心を決めたスカイは、走り出します。

「カバトン! いま助けます!」
「オレはお前の敵なのねん! な……なぜ……」
「わかりません!」
「えっ?」
「でも、こうすることが正しいと思ったからです!」

その姿に、『本当の強さ』を感じるカバトン。
そしてスカイの体当たりにより、カバトンを処刑するはずの雷撃を外すことに成功します。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」19

『オレの負けだ……お前はTUEEE。オレなんかより、ずっとな。あばよ……』

最後に、心の中でついに負けを認めるカバトン。
これにて、VSカバトンは完全決着です。

仲間すら無能と判断したら消しにかかるアンダーグ帝国。
その存在を知り、スカイは何を思うのか……。

そして翌日。
ましろ邸の庭で話し合うソラたち。

「カバトンの言っていた、アンダーグ帝国って一体……」
「お婆ちゃんも知らない国みたい」
「カバトンに聞いてみるのが一番ですが、きっともう、会うこともないですよね」

そのカバトン。
みんなは今生の別れと思っているようですが……。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」20

「オレは過去は振り返らねぇ。この街で再出発なのねん!」

まあ行くアテもないでしょうし、なぜか自然に溶け込めるのであれば、それが一番かもしれません。
アンダーグ帝国の追撃がないことを考えると、見失ったか、大した情報も持ってない(と判断された)のでしょう。
 
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2023/04/23 12:19|TV・CD・本TB:2CM:2

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX

第11話の感想の付録。
冒頭、OP、提供、アイキャッチ、ED、次回予告などについてです。

【今回の1枚】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-01

あげはさん&ツバサくん。
今回中心のカップリングです。

ソラとましろが別行動になったので、ほぼ完全にふたりの物語になりました。
ふたりの関係性が、始まるところから近づくところまで堪能できたと思います。

ツバサくんの子供扱いされたくない子供は、まさに『少年』そのもの。
その反発を導入にしつつ、なんやかんや上回ってくるお姉さんに惹かれていくのもいい感じです。

プリキュア状態を含め、腕力であればもちろんツバサくんに利があるわけです。
それを踏まえた上で対等に近い(ツバサくんは気付いていない)関係性になっているのが絶妙といえます。

また、今回の話では出番の少なかったソラとましろにも結構見るべきところがあったように思います。
帰りの車内、もはやさも当然のように身を寄せ合って眠る姿は、完全に様になっていました。

【冒頭】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-02

今回は、冒頭の挨拶や振り返り的なものはありませんでした。
まだまだその時期ではない……というところでしょうか。

【オープニング】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-03
(画像クリックで高解像度版表示)

前回大幅に変わったOPですが、今回はその再修正のようなものが1件ありました。
それが上の画像のシーンで、何がよくなかったのか、元に戻った格好です。

【前提供】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-04

今回、前提供は独立して存在するパターンでした。
イラストは、前回新登場したものと同一です。

【アイキャッチ】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-05

今回のアイキャッチも、前回リニューアルしたものと同じでした。

【エンディング前】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-06

今回のED前には、予想通り『HUGっと!プリキュア』からキュアエールが登場。

個人的に、エールは好きなプリキュア上位に入ります。
3Dとはいえ、動いて喋る様子をまた見ることができて嬉しいです。

【エンディング】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-07

そんなわけで、EDにはエールが登場しました。

【次回予告】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-08

次回は第12話「ツエェェェ!キュアスカイ対カバトン!!」。
サブタイトルになると、『TUEEE!』ではなく『ツエェェェ!』の表記になるようです。

今回のラストで、謎のパワハラ上司(推定)から最後通告(推定)をもらったカバトン。
あとがないということで、いよいよ決闘と相成るようです。

予告の映像をよく見れば、カバトンがランボーグ化していると思しきデザインに。
これはもしかしたら、カバトンの次回退場もあり得るかもしれませんね。

現状、敵組織がまったく何も見えていないので、カバトンのポジションも末路も予想すら難しいところ。
逆にいえば、まさにカバトンが試金石になるとも捉えることができるのですが。

さて、予告に寄れば決戦は1対1の決闘だそうです。
そういえば、カバトンってソラに対しては『脇役』扱いしませんよね……。

そのソラは、勝負に備えて特訓をやるようです。
つまり特訓から決戦までを同じ話でやるということになりそうな?

あと気になるのは、なんか妙な存在感を放つ動物たちでしょうか。
今回も猛禽が飛んでいた気がしますが、何らかの意味があったり……?

【後提供】

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話:APPENDIX-09

今回も、後提供も独立して存在するパターンでした。
絵柄は前回と同一です。 
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2023/04/17 17:00|TV・CD・本TB:0CM:2

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」

おねショタだー!
はたして、ツバサくんとあげはさんの化学反応やいかに?

さて本編。

ある早朝。
まだ暗い室内でまどろむツバサくんに迫る影が……その正体とは?

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」01

「いやー! かわいい! もちもちできゃわわー!」

あげはさんでした。
これには、ツバサくんもびっくりして人間形態に。

「わーお……今のどうやったの?」
「あなたは……あげはさん!?」
「お邪魔してまーす! 私、聖あげは!」
「どうも……」
「初めまして!」

完全な初対面ではないにせよ、わりとドタバタ最悪なインプレッションですね……。
あげはさんには、悪気はまったくないというのがわかるのが余計に。

不思議生物であるツバサくんに興味津々なのか、グイグイくるあげはさん。
眠気なんか吹っ飛んだでしょうが、寝起きでこれはツバサくんもタジタジです。

「よろしく! 少年!」
「少年って……ボクのことですか!?」
「うん」

そんなことをやっていると、ソラとましろがやって来ます。
何か約束があったのかと思いきや、誰もそんな雰囲気ではなさそう。

「おはようございまーす! あれ?」
「あげはちゃん!」
「おっはよー! 今日はみんなでお出かけ!」

アポも取らずに、突然押しかけたようですね……招き入れたのはヨヨさんでしょうか。
そしてこのテンションで、あげはさんが提示した行き先は……山!

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」02

そんなわけで、あげはさんの車でGoGoです。
年齢的にも免許取り立ててで、当然初心者マークをつけていますが、かなり慣れた運転ですね。

結構デカい車(ハマー)に見えますが、歌なんか唄っちゃったりして上機嫌。

「どこまでもかっとばせ ピヨピヨピーヨピーヨちゃん」
「法定! 速度は厳守で ドライブー!」

OPの替え歌ですね。
悪くないと思いますし、楽しいなら何でもよろしい。

さて、ここでソラは初めての自動車。
地面を高速移動する乗り物に、テンション上がります。

そしてここで、ツバサくんがあげはさんに本質の質問。

「なんでボクたち、山に向かってるんですか?」
「えー? たまにはみんなで遠出したいじゃん? あと、君のことも知りたいしね! 少年」
「その『少年』って言うの、やめて下さい」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」03

あげはさんのこの言葉は100パーセント本心と思われます。
ただ朝の印象も手伝ってか、ツバサくんの覚えは悪そうです。

そうこう言ってる間に、到着したのは『らそ山』。
休日はそこそこ賑わう、ハイキングスポット的な山のようです。

すると、何か見つけたのか、エルちゃんが大興奮。
その先には、『らそ山クエスト』なる看板が。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」04

「らそ山クエスト?」
「ソラ吾郎の出す謎を解きながら、山登りに挑戦しよう」

「謎を解きながら山登りですか! 面白そうですね!」
「すべての謎をクリアすると、非売品グッズをプレゼントだって」

よくある、景勝地を見て回るのにもうひと味加えるやつです。
エルちゃんは、このマスコットのソラ吾郎がいたく気に入ったようです。

「よし! じゃあみんなでエルちゃんのために、謎解きしちゃいますか!」
「おー!」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」05

まず地図を見ると、ルートはふたつ。
要はファミリー向け登山でよくある、難易度選択です。

明らかに難度の高そうなコースを見て、目を輝かせるソラ。
そんなソラを見逃さず、いい感じにアシストするあげはさん。

「とっても、登り甲斐のありそうな道!」
「ソラちゃん、エルちゃんのお世話は私に任せて、行きたい方に行きなよ!」

そうして、エルちゃんをあげはさんに任せるソラ。
そして当然のようにましろの手を取り、繰り出します。

「ましろさん、行きますよ!」
「えっ? 私もそっちなの?」

これで、2人2チームができあがりました。
おそらく適性ならソラ&ツバサとましろ&あげはで別れたと思いますが、今回の話はこの組み合わせの妙です。

ツバサ&あげはチームの楽々コースは傾斜も緩く、自然を満喫しながらゆったり登るコース。
それでも、大荷物のツバサくんを気遣ったりもするあげはさん。

「少年! 荷物、重くない?」
「大丈夫です! 僕はプリンセス・エルのナイト。これくらいの荷物、なんともありません!」

言い方が癪に障るお年頃ということなのか、少しムッとするツバサくん。
そんなツバサくんのツンケンした態度にも、年長者の対応を見せるあげはさん。

「ありがとう。でも大変になったら言ってね!」

あげはさんの気遣いを感じ取って、少しデレかけるツバサくん。
でも子供扱いは沽券に関わるのか、改めてツーンとします。

そうこうしていると、ひとつめの謎解きに到着。
その内容とは。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」06

これも、子供向けによくある出題のパターンですね。
日本人なら、幼少期に一度は見たことのあるタイプの問題です。

ふたりが考え始めると、急にグズりだすエルちゃん。
どうやらオムツのようで、あげはさんは近くの休憩所へオムツ交換に向かいます。

残されたツバサくんは、謎解きを再開。
しかしどうやらスカイランド出身のツバサくんは、タヌキという存在を知らない様子……この前提がないと、結構大変な問題ではあります。

「なんか、『た』が多いような……あっ……わかった! これは!」

そして、あげはさんの待つ休憩所に走るツバサくん。
ちょうど、あげはさんもエルちゃんのオムツ替えが終わったところのようです。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」07

「アスレチックです!」
「アスレチックでしょ?」

同時に正解を言うふたり。
看板の文字列から、『た』を抜いたら正解ということです。

「えっ? わかってたんですか?」
「うん。こっちに来る途中で閃いちゃった」

そこそこの年齢で、これをひと目見てわからない日本人はそうそういないと思います。
あげはさんはおそらく、ツバサくんが考えるために待っていたのでしょう。

「ほら、私もちゃんと謎解きしてるでしょ?」
「わかっていたなら、先に言ってくださいよ」
「ごめんごめん。でも問題解くのも楽しいじゃん?」
「それは……そうかもしれないですけど……」

前作のマリちゃんに比べると結構危ういところもありますが、あげはさんもしっかり年長者しようと頑張っているのが見受けられます。
さてそうしていると、予告通りアスレチックに到着。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」08

ツバサくんを待ち受ける、SASUKEばりのアスレチックの数々!
それらを持ち前の運動神経で、息を切らせながらなんとかクリアしていくツバサくん。

そして、ついにゴール!
ゴール地点では、荷物を背負いエルちゃんを抱いたあげはさんがお迎え。

「アスレチック……関係なかったじゃないですかー!」

アスレチックを楽しむもよし、そのまま全部ぐるっと迂回するもよしというコースでした。
そもそも楽々コースなので、アスレチック強制とか、そういう鬼畜な仕様ではありません。

ふたりがさらに登っていくと、次の問題。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」09

「隠れている綺麗なものは? ここに何か、綺麗なものが隠されてるってこと?」

周りを見渡すと、あるのは花畑とロープウェイ。
真剣な眼差しで考えるあげはさんに、ツバサくんも少しドキッとしてみたり。

「あっ! あれ! 乗ろう!」
「えっ? あっ……そっちはコースから外れちゃいますよ!? 謎解きは?」
「いいからいいから。少年! 早く早くー!」

既に確信を持ったのか、ずんずん進むあげはさん。
一方、自分が蔑ろにされたような格好になり面白くないツバサくん、ここであげはさんと別れることを選択します。

そしてひとり山を登るツバサくん。
すると前から、おそらく山頂経由で下ってくるソラたちと合流。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」10

「ぐるっと繋がってたんですね!」
「あげはちゃんとエルちゃんは? 一緒だったんじゃ……」
「それが……」

ベンチに座り、事情を話すツバサくん。
そういえば、少し年下の仲間がちゃんと年下らしい振る舞いになっているのって、逆に珍しい気もします。

「ボク、ああいう強引な人ってちょっと苦手です……」
「あげはちゃん、わかってくれると思ったんじゃないかな。ツバサくんのこと、信じてたから」
「ボクのこと?」
「この前、エルちゃんを守ったとき……ツバサくん、カバトンにすごく怒ってたでしょ?」
「あれは……あいつが、プリンセスをバカにするから」
「あげはちゃんも、すごく怒ってた」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」11

「ちょっと強引なところもあるけど、エルちゃんを思う気持ちは、ツバサくんもあげはちゃんも同じだよ」
「あげはさん……そんなツバサくんなら、言葉にしなくても気付いてくれると思ったのかもしれませんね」

そう言われ、落ち着いて考えてみると……思い当たるフシが。
謎解きを途中で放り投げるタイプかどうかという信頼がものを言う場面なので、やはりまだ交流が少し浅かったというところでしょう。

「もしかしたら、山を登った先に何かあるのかも……ボク……山頂に向かいます!」
「うん」「行ってきてください!」

荷物を背負い直し、リスタートするツバサくん。
そしてそれを送り出すソラとましろ……こっちもおねショタというほどではありませんが、中学生と小学生感は出ていると思います。

山頂へと走るツバサくん。
傾斜の緩いコースとはいえ、走破はなかなか厳しそうですが……到着!

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」12

登場から一貫して、ツバサくんは健脚。
やはり飛べない鳥は、その分、ほかのステータスが高めなのでしょう。

山頂であげはさんが待っていたことに驚くツバサくん。
そんなツバサくんに、あげはさんは黙って後ろを指差します。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」13

「あ……虹……」

振り返ると、一面の花畑により虹色にカラーリングされた、羽の紋様が。
これが、『隠れている綺麗なもの』の正体でした。

「あれって、謎解きの答え?」
「うん。上から見ないと、わからないようになってたみたい」

その絶景に見とれるあげはさん。
そんなあげはさんに、おずおずと質問を投げかけるツバサくん。

「どうして……わかったんですか? ボクが山頂を目指してくるって……」
「ロープウェイから、走ってるのが見えたよ。走るの速いんだねー」

ただ直接は言いませんが、その走りきる根性には、あげはさんも結構感動したものと思われます。
お姉さんが男の子に一人前の要素を見出す……王道だな!

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」14

さて、もう今日の話はここで終わってもよさそうですが、そんなはずもなく。
ロープウェイの係員に扮したカバトンが、ロープウェイ(の搬器)をランボーグにし、エルちゃんを狙います。

そしてあれよあれよという間に、あげはさんごとエルちゃんを奪取。
本当、こういう相手が状況を理解する前に事を終わらせる作戦において、カバトンはかなり優秀です。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」15

エルちゃんとあげはさんの奪還のため、変身です。
なるほど……このシチュエーションなら単独バンクを活用できますね……。

ウィングは空を自在に駆けることができますが、人質が取られている現状、攻撃することができません。
なんとか隙を見つけて一撃見舞い、奪還を試みているようですが……常に人質の盾を構えられてしまいます。

手を出せないウィングを尻目に、ロープウェイらしくロープを伝って山を下りるランボーグ。
そしてその膠着状態であげはさんが考え抜いて導き出した、起死回生の策とは?

「ねぇ君! 私とジャンケンしよう! ジャンケンだよジャンケン! ちなみに私は……グーを出すよ!」
「宣言しちゃうとは! もしかして、ちょーっとおバカさんなのねん? ランボーグ! パーを出すのねん」

そしてジャンケンの始まる瞬間。
まさにその一瞬、あげはさんがウィングに目配せ。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」16

そしてジャンケンが成立。
宣言通りグーを出したあげはさんは、パーを出したランボーグに敗北します……が、掴んでいた手を開いたことで、あげはさんたちは落下。

それを全力の急降下でキャッチするウィング。
ちょうど、お姫様抱っこの体勢に……これはいいですね。

しかし何たる無茶を……!
ウィングへの信頼もそうですが、何より覚悟の決まり方がとんでもないです。

「いくらなんでも、無茶しすぎですよ!」
「アハハ……でも、ツバサくんなら、作戦に気付いてくれると思ってた。ニャハハ」

ところどころ茶化すものの、実際に軽薄なわけではなく、キテル...
そして、ウィングはふたりを安全なところに隠し、反撃開始です。

しかしこのランボーグ、人質がなくても結構な強敵。
ロープウェイのロープを巧みに足場にし、ウィングと渡り合います。

小回りの利く飛行ユニットということで、あまりパワーはない感じでしょうか。
技ならともかく、通常格闘は分が悪いのかもしれません。

さて戦闘が本格化したことで、別行動のソラたちにも事態が伝わります。
下で変身し、ロープウェイのロープを走って駆け上がります。

「ウィング! お待たせしました!」
「いま行くよ!」

当然ランボーグはロープを揺らして妨害しますが、なんのその。
飛び上がり、合体プリキュアキックでランボーグの股間を強打します。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」17

そして地に墜ちたランボーグ。
こうなればあとはもう……ウィングの『ひろがる・ウィングアタック』でフィニッシュです。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」18

かくしてランボーグは浄化され、カバトンも撤退。
今回も無事、エルちゃんを守り切ることができました。

「あげはちゃん! エルちゃん」「大丈夫ですか?」
「うん。少年が助けてくれたからね」

そう言ってツバサくんを見るあげはさん。
当然照れるツバサくん。

ツバサくんに助けられたことをちゃんと言葉にするのは偉い。
この年頃だと特に……というか今回の流れだと余計に、これは大事です。

改めて、山頂からの景色に見とれるあげはさん。
そしてそんなあげはさんに見とれる(?)ツバサくん。

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」19

このふたり、今回でかなり近づきました。
まあ徹頭徹尾、まさにそういう話だったわけですが。

そして、帰り道。
運転するあげはさんを除いて、子供たちはお疲れでお休み。

「疲れた?」
「いえ……」
「今日は、助けてくれてありがとう。ちゃんと格好よかったよ!」

疲れて人間態まで解除して眠るツバサくんに、その言葉は届いているのか……。
でもまあ、キテルことに違いはありません。

めでたしめでたし。
……ではあるのですが、今回はもう少し。

カバトンです。
プリキュアに負け、震えて眠る(眠れない)カバトンに、謎の人物からメッセージが。

「カバトン……もはや貴様に猶予はないぞ」
「ははーっ、それはもうよーくわかっております。ですが……」
「役立たずに価値はない」

【ひろがるスカイ!プリキュア】第11話「気まずい二人!?ツバサとあげは」20

「今度こそ! 今度こそ必ずプリキュアを倒して、プリンセス・エルを手に入れて見せます!」

もうあとがなさそうなカバトン。
はたして、どうなってしまうのか……。

最終的には失敗続きではありますが、結構惜しいところまでは行ってますし、功績はそこそこ評価してもいいと思うのですが。
カバトンからすると、いくつかのエピソード(プリキュアが増えたり技が増えたり)は完全に理不尽ですよね……。
 
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