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| 去る1月16日に行われた『令和4年度(2022年度)大学入学共通テスト:化学』を解いてみました。 共通テストに移行して、2回目の試験です。
問題や解答はネット上に公開されていますので、そちらでご確認ください。 (『朝日新聞デジタル』、『読売新聞オンライン』、『毎日新聞』)
解答自体は公開されているので、一応、解説がメインです。 ……ですが、私製の宿命として、もしかしたら誤りがあるかもしれません。 あしからずご了承下さいませ。
記事は大問ごとに分割しています。 この記事ではその3として、第3問を取り扱います。
令和4年度(2022年度)大学入学共通テスト:化学
【第3問】(20点)
問1[13]③(4点) 無機化合物を区別する問題。
カリウムミョウバンは酸性、塩化ナトリウムは中性なので、ともにフェノールフタレイン溶液の呈色域を外れている。 したがって、正解は③。
問2[14]①(4点) 金属酸化物の組成を求める問題。
酸化反応の式は、以下の通り。
$x{\text{M}} + \dfrac{y}{2}{{\text{O}}_{\text{2}}} \to {{\text{M}}_x}{{\text{O}}_y}$
組成が$\ce{MO2}$であるなら、グラフのピークは1.5のはずである。 組成が$\ce{M2O}$であるなら、グラフのピークは2.4のはずである。 組成が$\ce{M2O3}$であるなら、グラフのピークは1.7のはずである。 組成が$\ce{M2O5}$であるなら、グラフのピークは1.3のはずである。
したがって、正解は①。
問3a[15]⑤(4点) 無機化合物水溶液の液性の問題。
二酸化炭素と塩化アンモニウムは、水溶液が酸性を示す。 炭酸ナトリウムのみ、水溶液がアルカリ性を示す。
したがって、正解は⑤。
問3b[16]①(4点) アンモニアソーダ法に関する問題。
炭酸水素ナトリウムの水への溶解度は、塩化アンモニウムよりも小さい。 したがって、正解は①。
問3c[17]②(4点) アンモニアソーダ法の量論の問題。
アンモニアソーダ法トータルでの反応は以下の通り。
$2{\text{NaCl}} + {\text{CaC}}{{\text{O}}_{\text{3}}} \to {\text{CaC}}{{\text{l}}_{\text{2}}} + {\text{N}}{{\text{a}}_{\text{2}}}{\text{C}}{{\text{O}}_{\text{3}}}$
ここから、係数に注意して計算する。
$\dfrac{{58.5\;[{\text{kg}}] \times {{10}^3}\;[{\text{g}}/{\text{kg}}]}}{{58.5\;[{\text{g}}/{\text{mol}}]}} \times \dfrac{1}{2} \times 100\;[{\text{g}}/{\text{mol}}] \times {10^{ - 3}}\;[{\text{kg}}/{\text{g}}] = 50.0\;[{\text{kg}}]$
したがって、正解は②。 
| 2022/01/27 17:00|センター化学・共通テスト化学|TB:0|CM:0|▲
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