昨日入手しました。 今回はkonozama回避したよ! 2か月前に注文すればなんとかなるものなのか、それとも今回たまたまだったのか……。
 撮影:Cyber-shot DSC-WX10(画像クリックで高解像度版表示)。
角川スニーカー文庫『涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版』
4年の月日は長かった……ような、あっという間だった……ような。
しかし、むしろ待たされたからか、満足いく内容だったように思えます。 クオリティは言うに及ばず、クオンティティも2冊分ですしね。
僕はアニメ(第1期)から入ったミーハー族ではあるのですが、やはり好きな作品なんだなということを再認識させられました。 いまではもう統合してしまいましたが、かつては当サイトでも『ハルヒ』が1カテゴリとして存在していたのですよ。
以下、ネタバレ回避のため折り畳み。 まあ、大したことは語りませんけど。 正直にいえば、僕自身、まだ読後感に大絶賛浸り中という話ですけどね。  
読んで思ったのは、やはり今シリーズのヒロインはハルヒなんだな……と。 ヒロインというか、キョンの相手役というか。 一時期、「もう長門がヒロインでいいんじゃね?」的な流れがあり、現在でもその流れを引き継いでいる一派がいることは重々承知していますが、やはりそう思うのです。
まあ、このことをその人たちに言ったときの反応は大半が「長門は俺の嫁」なので、特に問題もいさかいも生産性もなく話が終わるわけですけどね。
そして、佐々木さんはかわいい。
みくるに対するフォローがしっかり入っていたのも好印象。 しっかり中心人物となりつつも置いてけぼりになることが多いみくるには、以前も少しフォローが入っていたわけですが、今回それがより明確に。
あと、喜緑さんは出てくれただけで個人的には御の字。
最後に国木田が妙な存在感を示しだしたのが、次回以降に向けて気になるところでしょうか。 伝統的には、あのポジションのキャラが突然目立ち始めると……。
ストーリー的には、分離したαβをどのように縫合するか期待しながら、また期待を徐々に膨らませつつ読むことになったわけですが、落とし処としては少し意外で、しかし確かにそこ以外にはないなという感じでしっくりきました。
なんにしても、割と独特な言い回しを含め、『ハルヒ』は健在なのだと思いました。 今後も、続編を刊行していってもらいたいものです。 まあ、無理をする必要がないなら、無理をする必要はないと思うので、無理のない範囲でコンスタントにやっていただきたいところ。
あと、気になるのはアニメでしょうか。 『分裂』『驚愕』を軸に第3期をやるのだとしたら、そちらにも期待したいです。
まあ、放っておく手はないと思うので、いずれやるとは思いますけどね。 その場合、4年の歳月とその間の『エンドレスエイト』と『消失』がどう影響するのか、見ものではあります。
まあ、『分裂』『驚愕』を京アニがしっかりと制作するなら、特に心配は要らないと思いますけどね。 『エンドレスエイト』も、問題があったとすればコンセプトというか大前提であって、産み落とされた作品としては僕はそんなに嫌いじゃないです。
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