突然04から始まったのは、これまで『Magic 2010』を取り扱った記事中で既に新カードの紹介が始まっていたからです(01,02,03)。
さて、今回は12枚。 ソースはこちら。 他言語が表示される場合で、日本語での表示を望むのであれば、ページ最下部の“Select Language/Country”から選んで下さい。
まずは再録カード3枚。
《地震/Earthquake(7ED)》復活おめでとうございます!(><)
続いて、新規カード9枚。
自然のらせん/Nature's Spiral (1)(G) Sorcery (U) Return target permanent card from your graveyard to your hand. (A permanent card is an artifact, creature, enchantment, land, or planeswalker card.)
あなたの墓地にあるパーマネント・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。(パーマネント・カードとは、アーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードかプレインズウォーカー・カードである。) シングルシンボル2マナのソーサリー。
《喚起/Recollect(10E)》の亜種。 戻せるカードが限定された代わりに、1マナ軽くなっています。 能力を持ったクリーチャーを回転させたいところですね、《大爆発の魔道士/Fulminator Mage(SHM)》とか。
《Regrowth(3ED)》と比べるのはやめましょう。
野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt (2)(G)(G) Creature - Human Shaman (M) At the beginning of your upkeep, put a 2/2 green Wolf creature token onto the battlefield. (T): Tap all untapped Wolf creatures you control. Each Wolf tapped this way deals damage equal to its power to target creature. That creature then deals damage equal to its power divided as its controller chooses among any number of those Wolves. 3/3
あなたのアップキープの開始時に、緑の2/2の狼・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 (T):クリーチャー1体を対象とする。あなたがコントロールするアンタップ状態の狼・クリーチャーをすべてタップする。これによりタップされた狼は、それぞれそのクリーチャーに、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。そのクリーチャーは、自身のパワーに等しい点数のダメージを、それのコントローラーの望むように、それらの狼に割り振って与える。 3/3 ダブルシンボル4マナ3/3の人間・シャーマン。 神話レア。
1つめの能力はトークン生成。 出てくるトークンも2/2と、そこそこの大きさがあります。
2つめの能力は対クリーチャー火力。 実際は配下の狼に殴り合いを挑ませるという感じで、一方的にダメージを与えられるわけではありません。 ポイントは、狼の、いわゆる召喚酔いは無関係であるということと、狼が増えれば袋たたきが可能というところでしょうか。
回避能力を持ったクリーチャーや、システムクリーチャーを撃ち落とすのにいいかもしれませんね。
墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper (1)(B)(B) Creature - Zombie (R) Other Zombie creatures you control get +1/+1. (2)(B), (T): Exile target creature card from a graveyard. Put a 2/2 black Zombie creature token onto the battlefield. 2/2
あなたがコントロールする他のゾンビ・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。 (2)(B),(T):いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 2/2 ダブルシンボル3マナ2/2のゾンビ。
1つめの能力は、ゾンビのロード能力。 2つめの能力とうまくかみ合っていますね。
2つめの能力はトークン生成。 コストが少々重く、条件も限られますが、実質3/3のトークンを生成できるため、結構強力です。
もちろん、リアニ相手なら墓地対策にもなるわけで、合致すれば非常に便利なクリーチャーですね。
吸血鬼の貴族/Vampire Aristocrat (2)(B) Creature - Vampire Rogue (C) Sacrifice a creature: Vampire Aristocrat gets +2/+2 until end of turn. 2/2
クリーチャー1体を生け贄に捧げる:吸血鬼の貴族は、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。 2/2 シングルシンボル3マナ2/2の吸血鬼・ならず者。
クリーチャー・タイプが変わった《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk(10E)》、あるいは《ファイレクシアの食屍鬼/Phyrexian Ghoul(USG)》。 Magic 2010には、《吸血鬼の夜候/Vampire Nocturnus》のような吸血鬼アシストカードがあるので、このタイプ変更は悪くないでしょう。 もちろん、先程の《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》のアシストは受けられませんが……。
業火の精霊/Inferno Elemental (4)(R)(R) Creature - Elemental (U) Whenever Inferno Elemental blocks or becomes blocked by a creature, Inferno Elemental deals 3 damage to that creature. 4/4
業火の精霊がいずれかのクリーチャーをブロックするかいずれかのクリーチャーにブロックされた状態になるたび、業火の精霊はそのクリーチャーに3点のダメージを与える。 4/4 ダブルシンボル6マナ4/4のエレメンタル。
能力により、単体でタフネス7までのクリーチャーを討ち取れるのはいいですね。 ただ、やはりチャンプブロックにはあまり効果がないように見えます。 そういう意味で、結構守備的なクリーチャーなのかも知れません。
《寄せ餌/Lure(10E)》のようなカードを併用したいですね。
魔道士封じの鎧/Magebane Armor (3) Artifact - Equipment (R) Equipped creature gets +2/+4 and loses flying. Prevent all noncombat damage that would be dealt to equipped creature. Equip (2) ((2): Attack to target creature you control. Equip only as a sorcery.)
装備しているクリーチャーは+2/+4の修整を受けるとともに飛行を失う。 装備しているクリーチャーに与えられるすべての戦闘でないダメージを軽減する。 装備(2)((2):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、これをつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。) 3マナの装備品。
飛行を失う代わりに、戦闘ダメージでないダメージを軽減してくれます。 ただ、修整値の時点で既にタフネスが4増えているので、火力で落とそうというのがそもそも難しい領域なのですが。
カロニアのビヒモス/Kalonian Behemoth (5)(G)(G) Creature - Beast (R) Shroud (This creature can't be the target of spells or abilities.) 9/9
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない) 9/9 ダブルシンボル7マナ9/9被覆のビースト。
非常にシンプルな強さを持っていますね。 もう、WotCは重量級にはトランプルさえつけなければ何をしてもいいと思っているとしか……。
個人的には、《板金鎧の金屑ワーム/Plated Slagwurm(MRD)》の方が好き。
願いのジン/Djinn of Wishes (3)(U)(U) Creature - Djinn (R) Flying Djinn of Wishes enters the battlefield with three wish counters on it. (2)(U)(U), Remove a wish counter from Djinn of Wishes: Reveal the top card of your library. You may play that card without paying its mana cost. If you don't, exile it. 4/4
飛行 願いのジンは、願いカウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。 (2)(U)(U),願いのジンから願いカウンターを1個取り除く:あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。そうしない場合、それを追放する。 4/4 ダブルシンボル5マナ4/4飛行のジン。 3つの願いをかなえてくれるジンというと、やはりあれでしょうか?
ある意味、《束の間の開口/Temporal Aperture(USG)》に近い能力を備えたクリーチャー。 この手のカードにお約束として存在する、公開前のシャッフルがないのが気になりますね。 ライブラリー操作と併用すると、《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum(ALA)》でも何でも打ち放題ジャマイカ……。
ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain (1)(R)(R) Creature - Goblin (R) Haste (This creature can attack and (T) as soon as it comes under your control.) Other Goblin creatures you control get +1/+1 and have haste. 2/2
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。) あなたがコントロールする他のゴブリン・クリーチャーは、+1/+1の修整を受けるとともに速攻を持つ。 2/2 ダブルシンボル3マナ2/2速攻のゴブリン。
ゴブリンのロード。 これまで皆勤賞だった《ゴブリンの王/Goblin King(10E)》が落ちた代わりとなるカードですね。
《ゴブリンの王/Goblin King(10E)》が山渡りだったものが、速攻になった感じです。 うまくはまったときは山渡りの方が強いと思うのですが、大体の場合は速攻の方が便利かも知れません。 
|