ついこの間『イーブンタイド』が発売したばかりだと思っていたら、次期セット『アラーラの断片/Shards of Alara』の情報が。 まあ、例によって公式カードプレビューの前に1枚だけ先に公開されるパヤーンで、この後暫く空くのでしょうが。
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Ajani Vengeant (2)(R)(W) Planeswalker - Ajani (M) +1: Target permanent doesn't untap during its controller's next untap step. -2: Ajani Vengeant deals 3 damage to target creature or player and you gain 3 life. -7: Destroy all lands target player controls. 3 Illus. Jason Chan #154/249 2色4マナ忠誠度3のプレインズウォーカー。 セット初公開のカードだけあって、色々と語るべきところがありますね。
まず、カードタイプ。 プレインズウォーカーが復活するようですね。 ローウィンのプレインズウォーカーは全て単色でしたが、これは多色で、恐らくサイクルを形成するものと思われます。 これが対抗色マルチカラーであることを考えると、一挙10枚収録もあり得ない話ではないかも知れません。
次に、レアリティ。 アラーラの断片から『神話レア/Mythic rare』というレアリティが新登場します。 名前の通りレアの上に位置するレアリティで、封入率は1/8(パック比)、シンボルカラーは赤のようですね。 カード枚数比でいうと1/120となるので、単純にフォイルより稀少ということになりそうです。 ただ、ある特定のカードの出現率というのはそのレアリティのカードが何種類あるかということに依存するので、実際のところアラーラの断片で特定の神話レアを引く確率は第10版で特定のレアを引く確率と同じになるようです。 これが今後定着するかどうかは、このブロックでの評判次第といったところでしょうか。
……で、この《Ajani Vengeant》ですが……何故アジャニ……。 ついこの間《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》としてカードになったばかりジャマイカ……(しかもこちらもプレインズウォーカー)。
能力1つめはアンタップ制限。 タップする能力はないので、既にタップしているパーマネントに対して使用することになりそうです。 まあ、忠誠度+1の能力(しかも後方に強力な能力が控える)なので、こんなものでしょう。
能力2つめは《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》。 「色が合うなら是非入れたいカード」として君臨していた《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》を能力で打てるって素敵。 これでますますタフネス3以下の肩身が狭くなるのでしょうか。
能力3つめはかなり強烈。 その効果は……一方的な《ハルマゲドン/Armageddon(6ED)》(或いは《破綻/Bust(PLC)》)。 その効果の程は敢えて語るまでもないでしょう、なんて恐ろしい。
忠誠度を消費する能力がどちらもかなり使える感じですね。 初期忠誠度を低くすることでバランスをとっているのでしょう。 
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