MTG次期セット『イーブンタイド/Eventide』の公式カードプレビューが始まっていたのは勿論知っていたのですが、ご存じの通り僕は昨日まで出張に行っていたので、プレビューカードレビューができずにいました。 で、帰宅したので早速取りかかります。
一気に17枚。 ソースはこちら(随時追加される方式です)。 多すぎるので3分割します。 今回は6枚。
デュルガーの垣魔道士/Duergar Hedge-Mage (2)(R/W) Creature - Dwarf Shaman (U) When Duergar Hedge-Mage comes into play, if you control two or more Mountains, you may destroy target artifact. When Duergar Hedge-Mage comes into play, if you control two or more Plains, you may destroy target enchantment. 2/2 Illus. Dave Allsop #137/180 混成マナシンボル3マナ2/2のドワーフ・シャーマン。 cip能力を2つ持っていて、「垣」の名が示す通り土地のあるなしで使えるかどうかが決まります。
山を2つ以上コントロールしていると《粉砕/Shatter(9ED)》を、平地を2つ以上コントロールしていると《啓蒙/Demystify(10E)》を、cip能力として使うことができます。 当然、両方を満たす場合は両方使えます。
つまりは《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman(10E)》のバリエーションですね。 cip能力の使用条件がつきましたが、最大で一度に2つまで対処できるようになりましたし、mayなので使いたくないときは使わない選択ができるようになりました。 特に後者はここぞというとき重要です。
雷叫び/Thunderblust (2)(R)(R)(R) Creature - Elemental (R) Haste Thunderblust has trample as long as it has a -1/-1 counter on it. Persist (When this creature is put into a graveyard from play, if it had no -1/-1 counters on it, return it to play under its owner's control with a -1/-1 counter on it.) 7/2 Illus. Dan Scott トリプルシンボル5マナ7/2速攻・頑強のエレメンタル。 条件付きでトランプルも付きます。
所謂歩く火力ですね。 もう少しいうと、《ボール・ライトニング/Ball Lightning(5ED)》の直系ではなくて《スキジック/Skizzik(INV)》から派生した流れ。
使い捨てる必要がないのも強みですが、使い捨て多としても最大で5マナ13点火力ですね。 なかなか夢が広がります。
はいはい《伏魔殿/Pandemonium(TSB)》《伏魔殿/Pandemonium(TSB)》。
安息無き亡霊/Restless Apparition (W/B)(W/B)(W/B) Creature - Spirit (U) (W/B)(W/B)(W/B): Restless Apparition gets +3/+3 until end of turn. Persist (When this creature is put into a graveyard from play, if it had no -1/-1 counters on it, return it to play under its owner's control with a -1/-1 counter on it.) 2/2 Illus. Jeff Easley 混成マナシンボル3マナ2/2頑強のスピリット。
使い勝手の悪くなったシェイド能力付き。 効率自体は悪くないのですが、取り回しが不便。
長期戦の終盤にリセットで場を平らにしてから真価を発揮する系統の能力なので、頑強はある意味噛み合っているといえそうです。
陰影の忍び寄るもの/Umbra Stalker (4)(B)(B)(B) Creature - Elemental (R) Chroma - Umbra Stalker's power and toughness are each equal to the number of black mana symbols in mana costs on cards in your graveyard. */* Illus. Daarken #48/180 トリプルシンボル7マナのエレメンタル。 イーブンタイド新能力『彩色/Chroma』持ち。
彩色/Chromaはいずれかの領域(ルールテキストで別個に指定される)にある自分のカードに含まれるその色のマナシンボルの数を参照する能力語(単に能力の分類を示すラベルであり、それ自身に意味はない語句→斜字体で書かれる)のようです。 混成マナシンボルだとお得感があるとはいえ、基本的に単色向けの能力ということになりそうです。
このカードはパワーやタフネスがそれで決定されるようです。 その重さも相俟ってまさにフィニッシャー向けですね。 《夢魔/Nightmare(10E)》とどちらが良いかは状況と好み次第でしょうか。
祭壇のゴーレム/Altar Golem (7) Artifact Creature - Golem (R) Trample Altar Golem's power and toughness are each equal to the number of creatures in play. Altar Golem doesn't untap during its controller's untap step. Tap five untapped creatures you control: Untap Altar Golem. */* Illus. Rob Alexander 7マナでトランプルを持ったアーティファクトクリーチャー・ゴーレム。
パワーやタフネスは《役畜/Beast of Burden(9ED)》。
アンタップ制限は所謂コロッサス。 アンタップするにはクリーチャー5体のタップが必要なようです。 そういえば、オンスロートに似たようなコストの起動型能力を持ったクリーチャーのサイクル(《カタパルトの達人/Catapult Master(ONS)》など)がありましたね。
エルフ親和など、大量のマナクリーチャーから召喚して、そのまま押し切るのが想定された使い方といえそうです。 お察しの通り、かなり苦しいとは思いますが。
終わり無き地平線/Endless Horizons (3)(W) Enchantment (R) When Endless Horizons comes into play, search your library for any number of Plains cards and remove them from the game. Then shuffle your library. At the beginning of your upkeep, you may put a card you own removed from the game with Endless Horizons into your hand. Illus. Joshua Hagler #4/180 シングルシンボル4マナの全体エンチャント。
所謂ライブラリー操作系。 その中でも、一時的にゲームから取り除き、それを手札に加える系統。 これの良いところは、欲しいカードを手に入れるためとしても、要らないカードが手札に来ないようにも使えるところですね。 特に、このカードがパーマネント(=破壊される可能性がある)であることを考えると後者がとても重要です。 勿論、このカードの効果からいうと前者でアドバンテージを得るようにデザインされているのですが。
操作できるのは白らしく平地。 当然、土地タイプとして平地を持っていれば必ずしも《平地/Plains(10E)》である必要はないです。
念のために書いておくと、ゲームからカードが取り除かれたとき、特に記載がなければそれは表向きで取り除かれます。 
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